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海外のお客様にも届ける — 最初に見る設定を、マーケットから順に並べます

2026 10/18
2026年10月18日
EC初心者向け記事のアイキャッチ:段ボール箱の写真に「海外のお客様に届ける最初の設定」の見出し

海外のお客さんにも売ってみたい、と思い始めていませんか。

言語も通貨も送り方も、決めることがあります。
どこから手を付ければいいか、迷うかもしれません。
迷うのは、あなたの準備が足りないからではありません。
設定の場所が、いくつかに分かれているからです。

この記事では、最初に見る設定の場所を、Shopify の公式ヘルプの記載で並べます。
並べる順番は、編集部の整理です。
関税や税金、各国の決まりの中身は、ここでは扱いません。

海外への販売は、管理画面の [マーケット] から始まります

まず、入口の場所を知っておいてください。
公式ヘルプの「マーケットの作成と有効化」には、こう書かれています。

管理画面の [マーケット] ページからマーケットを作成し、さまざまな顧客グループに対する販売地域と販売方法を定義できます。マーケットを作成した後、カスタマイズを設定して有効化すると、お客様が利用できるようになります。

マーケットでは、売る相手を条件で決めます。
そのうえで、通貨や言語などを相手に合わせて変えられます。

公式ヘルプの「マーケット」には、こう書かれています。

カスタマイズでは、通貨、商品の出品状況、テーマコンテンツ、ドメイン、言語、税などの設定を管理します。

最初に、自動で作られたマーケットを見ます

ここは、先に見てほしいところです。
ストアを作ると、マーケットはもう2つあります。
「マーケットの作成と有効化」には、こう書かれています。

国内マーケット:ストアの住所と通貨に基づいて決定される、ストアの所在国または地域です。これが国内マーケットであり、デフォルトの顧客体験を表します。デフォルトでは、国内マーケットの国がバックアップの地域として設定されます。

もう1つが、海外マーケットです。

海外マーケット:類似するマーチャントが販売している国や地域の厳選されたリストです。このマーケットは、デフォルトでは非アクティブになっています。

海外マーケットは、最初は非アクティブです。
中身は、似たお店が売っている国や地域のリストです。
使い始める前に、2つとも中身を見てください。

スタッフのアカウントで [マーケット] を開くには、権限が要ります。
管理画面から [マーケット] に移動します。
国内マーケットが、国内の販売地域と合っているかを見ます。
海外マーケットでは、提案されている国を見ます。

希望に合わなければ、新しく作るか、いまのマーケットを編集します。

新しいマーケットは、[マーケットを作成] から作ります

売りたい国が決まったら、マーケットを作ります。

  1. 管理画面から [マーケット] に移動します。
  2. [マーケットを作成] をクリックします。
  3. [名前] セクションで、マーケットの名前を入れます。
  4. 公開ステータスで、[アクティブ] か [下書き] を選びます。
  5. [含まれるもの] セクションで、[条件を追加] をクリックします。
  6. 地域のマーケットなら、[地域] を選んで、国や地域を選びます。
  7. [保存] をクリックします。

[継承済み] の確認など、一部は省いています。

すぐに見せたくないときは、[下書き] を選びます。
下書きなら、お店に出す前にプレビューできます。
まだ配送していない国があると、マーケットは最初は非アクティブになります。

まとめ方も、公式ヘルプに例があります。
ヨーロッパ全体で同じ売り方なら、1つのマーケットにまとめられます。
国ごとに変えたいなら、国ごとに作ります。

通貨は、マーケットごとに決められます

次は、お金の表示です。
マーケットごとに、お客さんに見せる通貨を設定できます。

設定は、管理画面の [マーケット] から入ります。
カスタマイズするマーケットを開いて、通貨の横の、丸にプラスのアイコンをクリックします。
使う通貨を選んで、為替レートの設定で動的か手動を選びます。
最後に、完了と保存をクリックします。

1つの国だけのマーケットでは、通貨はその国の通貨に自動で決まります。
公式ヘルプの例では、日本のマーケットなら JPY です。
これは、対応している別の通貨に変えられます。

ここは、先に知っておいてほしいところです。
複数の通貨で払ってもらうには、決済サービスに条件があります。
「マーケットを使用するための要件と注意事項」には、こうあります。

複数の通貨で決済を受け付けるには、決済処理サービスとしてShopify ペイメントまたは Adyen を使用する必要があります。これ以外の決済処理サービスを使用している場合、すべてのマーケットのお客様に対して、ストアのデフォルト通貨で決済が行われます。

ほかの決済サービスでは、払う通貨はストアのデフォルト通貨になります。
あなたの店の決済サービスを、先に見てください。

お客さんが、Shopify ペイメントの支払い通貨(あなたが受け取る通貨)と違う通貨で払うと、通貨変換手数料がかかります。
為替レートで動的を選ぶと、通貨変換手数料はお客さんに見える価格に含まれます。
手動を選ぶと、手数料はお客さんの価格に足されません。
代わりに、あなたが受け取る支払いから引かれます。
手数料の率は、「マーケットの通貨の設定」に表があります。
手数料と為替の数字は、ここでは載せません。
金額を決める前に、そのページの表を見てください。

言語は、設定 > 言語 で追加します

言語は、マーケットとは別の場所で足します。
マーケットごとに言語を変えるには、国際ドメインの設定が要ります。

  1. Shopify 管理画面から、設定 > 言語 に移動します。
  2. 言語を追加 をクリックします。
  3. 言語を選んで、次へ をクリックします。
  4. 言語を使う各ドメインをオンにして、完了 をクリックします。

足したあとは、言語を公開します。
言語のテーブルで、言語の横にある横三点アイコンをクリックします。
公開 をクリックします。
翻訳がないときは、確認の画面でもう一度 公開 をクリックします。

翻訳は、Translate & Adapt アプリなどで入れます。
「複数言語での販売に関する要件と考慮事項」には、こうあります。

独自の翻訳を追加せずに公開した言語では、テーマとチェックアウトのデフォルトの翻訳のみが表示されます。

追加や公開の前に、翻訳の準備を見てください。

使える言語の数と機能は、プランで違います

言語の数には、プランごとの上限があります。
「複数言語での販売に関する要件と考慮事項」には、こうあります。

ストアのプランが、販売に使用する言語数をサポートしている。Basic、Grow、Shopify、Advanced の各プランでは、最大 20 言語で販売できます。Shopify Plus プランでは、Shopify Plus のトライアル中を含め、最大 30 言語で販売できます。

テーマにも条件があります。
いま使っているテーマが、複数の言語に対応している必要があります。
Shopify の無料テーマは、すべて対応しています。
テーマの更新が要る場合もあります。
外部のテーマは、開発者に確かめます。

「マーケットを使用するための要件と注意事項」の表では、プランで違う機能もあります。
地域マーケットの作成は、表ではすべてのプランに印があります。
通貨や、ドメインと言語のカスタマイズも同じです。
マーケットごとのテーマのカスタマイズは、表では Advanced と Plus です。
プランで使えるかは、その表で見てください。

海外に送るには、配送エリアにもその国を入れます

マーケットのほかに、配送の設定にもその国を入れます。
「配送エリアとマーケット」には、こうあります。

[配送と配達] の設定で国や地域を配送エリアに追加できるのは、それらの国や地域がマーケットに属している場合のみです。

順番は、公式ヘルプにこう並んでいます。

まず、その国をマーケットに入れます。
次に、その国を配送エリアに入れます。
最後に、マーケットを有効にします。

お客さんがチェックアウトで国を選べるのは、2つがそろったときだけです。
有効なマーケットと、配送料のある配送エリアの両方です。

有効にする前に、すべての国の配送料を見ます

いよいよ、マーケットを有効にします。
有効にする前のことは、「マーケットの作成と有効化」にこうあります。

マーケットを有効化する前に、マーケット内のすべての国で配送料が設定されていることを確認してください。

非アクティブなマーケットのお客さんは、購入を完了できません。
ストアを訪れると、バックアップ地域の体験が出ます。

有効にするには、[マーケット] で、そのマーケットを開きます。
ステータスを [下書き] から [アクティブ] に変えます。
そのあと、[保存] をクリックします。

有効にする前に確かめることは、4つです

ここまでを、確かめる順に並べ直します。
順番は、編集部の整理です。

1つ目は、売りたい国が、マーケットに入っているかです。
2つ目は、その国が配送エリアに入って、配送料があるかです。
3つ目は、決済サービスと通貨の組み合わせです。
4つ目は、言語を公開して、翻訳が入っているかです。

全部そろったら、マーケットを有効にします。
準備は、1つずつ進めてかまいません。
まず [マーケット] を開いて、自動で作られた2つを見てください。

公式に書かれていないこと

次のことは、出典にした8つのページには書かれていません。

  • どの国から海外販売を始めればよいかは、書かれていません。海外マーケットは「類似するマーチャントが販売している国や地域の厳選されたリスト」と書かれています。
  • 関税と輸入税をどう設定するかは、これらのページには書かれていません。「国際販売ツール」のページに、「関税と輸入税」という別のページが並んでいます。
  • 各国の法令や税の決まりの一覧は、これらのページには書かれていません。「国際販売ツール」には、欧州の価格表示の決まりについての注意書きがあります。この記事では、その中身は扱いません。
  • 日本から海外へ送るときの配送会社や送料の目安は、これらのページには書かれていません。
  • 日本の店で、Shopify ペイメントがどの通貨に対応しているかは、「マーケットの通貨の設定」には書かれていません。「利用できる通貨は、ストアの所在地や決済処理サービスによって異なります」と書かれています。
  • 海外向けに売ると売上が伸びるかは、書かれていません。現地通貨での表示は「コンバージョン率の向上につながる可能性があります」と書かれています。どれだけ変わるかの数字や根拠は、ページには示されていません。
  • 翻訳の質をどう確かめればよいかは、これらのページには書かれていません。
  • マーケット別の配送オプションが使えるストアで、配送の手順がどう変わるかは、これらのページには書かれていません。

出典

  • Shopify ヘルプセンター「国際販売ツール」2026年10月18日時点
    https://help.shopify.com/ja/manual/international
  • Shopify ヘルプセンター「マーケット」2026年10月18日時点
    https://help.shopify.com/ja/manual/markets
  • Shopify ヘルプセンター「マーケットの作成と有効化」2026年10月18日時点
    https://help.shopify.com/ja/manual/markets/getting-started/set-up-markets
  • Shopify ヘルプセンター「マーケットを使用するための要件と注意事項」2026年10月18日時点
    https://help.shopify.com/ja/manual/markets/getting-started/requirements-and-considerations
  • Shopify ヘルプセンター「マーケットの通貨の設定」2026年10月18日時点
    https://help.shopify.com/ja/manual/markets/customizations/local-currencies
  • Shopify ヘルプセンター「複数言語での販売に関する要件と考慮事項」2026年10月18日時点
    https://help.shopify.com/ja/manual/international/languages/requirements
  • Shopify ヘルプセンター「ストアの言語を管理する」2026年10月18日時点
    https://help.shopify.com/ja/manual/international/languages/manage-languages
  • Shopify ヘルプセンター「配送エリアとマーケット」2026年10月18日時点
    https://help.shopify.com/ja/manual/international/shipping/shipping-zones

上の公式ヘルプを一次情報にしています。
確かめる順番と4つの確認は、キクシル編集部の整理です。
公式の記載ではありません。

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この記事を書いた人

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人あたりが柔らかく、共感力が高い。誰かが困っていると気づくのが早く、言葉選びも丁寧。場の緊張をほどくのがうまい一方で、芯は強く「これは違う」と思ったら静かに譲らない。コツコツ型で継続が得意。

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