EU が求める3つの商品識別子を、Shopify Shipping と Managed Markets のラベルと税関書類に Shopify が載せるようになりました。
掲載は2026年10月24日、Shopify の Changelog。
出典: Shopify Changelog「New EU Product identifiers supported on Shopify Shipping & Managed Markets labels」2026年10月24日
https://changelog.shopify.com/posts/new-eu-product-identifiers-supported-on-shopify-shipping-managed-markets-labels
- ラベル: New / International
- 対象: EU 向けの荷物で、Shopify Shipping か Managed Markets で買うラベル
- EU の規則の開始: 2026年11月1日
EU は2026年11月1日から、商品ごとに3つの識別子を求めます
対象は、購入者へ直接送る €150 未満の荷物です。
Effective November 1, 2026, the EU requires three product identifiers for each item in direct-to-consumer parcels valued under €150. Parcels missing this information may be rejected at customs and incur return-to-origin fees.
(2026年11月1日から、EU は €150 未満の消費者向けの荷物について、商品ごとに3つの商品識別子を求めます。この情報が無い荷物は税関で受け取りを拒まれ、差出元への返送料がかかる場合があります)
- 開始: 2026年11月1日
- 対象: 消費者へ直接送る、€150 未満の荷物
- 求められるもの: 商品ごとに3つの識別子
- 欠けたとき: 税関で拒まれ、返送料がかかる場合がある
識別子が足りない商品は、Shopify で EU 向けのラベルを買えません
Shopify は商品のデータから識別子を書類に載せます。
When you buy labels through Shopify Shipping or Managed Markets, Shopify adds these identifiers to your customs documents using your product data. Labels for EU-bound orders cannot be purchased for items missing required identifiers.
(Shopify Shipping か Managed Markets でラベルを買うと、Shopify が商品のデータを使って税関書類にこれらの識別子を加えます。必要な識別子が欠けた商品は、EU 向けの注文のラベルを買えません)
店が入れるのは、商品のバーコードです
3つのうち、店が手を動かすのは2つです。
Add product identification information in Shopify in product barcodes.
(商品の識別情報は、Shopify の商品のバーコードに入れます)
- M-PID=Merchant Product Identifier: 作業なし。Shopify の商品のバリエーションで足りる
- S-PID=Standardized Product Identifier: 種類が GTIN・EAN・UPC・ISBN のどれかのバーコードを入れる。無い商品は、商品の詳細ページで「無い」と申告する
- NS-PID=Non-Standardized Manufacturer Product Identifier: メーカーの型番・部品番号・スタイルコードを、種類 NS-PID のバーコードとして入れる。店独自の商品コードや SKU でもよい
If you’ve added a standardized identifier but no NS-PID, Shopify uses the standardized identifier as the NS-PID.
(標準の識別子を入れて NS-PID を入れていない場合、Shopify は標準の識別子を NS-PID として使います)
新しく加わった点は4つです
申告は商品の詳細ページで、まとめての更新は一括エディタでできます。
- EU の税関書類への識別子: Managed Markets と Shopify Shipping の両方で、EU へ送る荷物のラベルと税関書類に載る
- 標準の識別子が無いことの申告: 商品の詳細ページで印を付ける
- 自動の免除: Shopify が HS コードで免除の対象の商品を見分け、免除を当てる
- 一括の更新: 一括エディタで、多くの商品にバーコードと申告をまとめて加える
Automatic exemptions . Shopify uses HS codes to identify exempt products and applies the exemption for you.
(自動の免除。Shopify は HS コードで免除の対象の商品を見分け、免除を当てます)
Shopify の外でラベルを買う店は、配送業者などに確かめる必要があります
原文は、伝え方を配送業者などに聞くよう案内しています。
If you buy labels outside of Shopify, contact your carrier, broker, or fulfillment partner to find out how to provide this information.
(Shopify の外でラベルを買う場合は、配送業者、通関業者、フルフィルメントの委託先に、この情報の伝え方を問い合わせてください)
🔴 公式に書かれていないこと
- 日本のストアで Shopify Shipping と Managed Markets が使えるかは書かれていません
- ラベルを買えなくなる扱いが、2026年11月1日より前の注文にも当たるかは書かれていません
- 免除の対象になる商品と HS コードの範囲は書かれていません
- €150 は荷物の価格(parcels valued under €150)で判定すると書かれていますが、送料や税を含めるかなど、価格の数え方は書かれていません
- €150 以上の荷物の扱いは書かれていません
- 日本郵便などの日本の配送業者に、どの書類でこの情報を渡すかは書かれていません
- 管理画面の日本語の表示名は書かれていません。「M-PID」「S-PID」「NS-PID」は原文のまま書いています
- 原文のリンク先の Help Center の中身と、EU の規則の原文は、本記事では見ていません
- 🔴 記載が無いことをもって「当たる」とも「当たらない」とも書きません
店がやることは3つです
EU の消費者へ €150 未満の荷物を送っている店の手順です。
- EU へ送る商品に、GTIN・EAN・UPC・ISBN のどれかのバーコードを入れる。無い商品は、商品の詳細ページで「無い」と申告する
- メーカーの型番・部品番号・スタイルコードか、店の商品コードか SKU を、種類 NS-PID のバーコードとして入れる。標準の識別子を入れて NS-PID を入れなかった商品は、標準の識別子が NS-PID として使われる
- Shopify の外でラベルを買っている店は、配送業者・通関業者・委託先に情報の渡し方を確かめる
🔵 上の手順は原文の「What you need to do」を並べ直したキクシル編集部の整理です。公式の記載ではありません。
出典
- Shopify Changelog「New EU Product identifiers supported on Shopify Shipping & Managed Markets labels」2026年10月24日
https://changelog.shopify.com/posts/new-eu-product-identifiers-supported-on-shopify-shipping-managed-markets-labels
上記の Shopify 公式の情報だけを一次情報として使っています。
次の事項は「未確認」として扱い、推測で補っていません。
- 日本のストアでの Shopify Shipping と Managed Markets の対応
- ラベルの購入の制限が当たる時期
- 免除の対象の範囲
- €150 の価格の数え方と、€150 以上の荷物の扱い
- 日本の配送業者への情報の渡し方
- 管理画面の日本語の表示名

