日本郵便が、国際郵便の料金などを改定すると発表しました
日本郵便が、2026年10月9日に「国際郵便料金などの改定」を発表しました。
ニュースリリースのページの本文は「詳しくはこちらをご覧ください。」の1行です。
中身は、リンク先の PDF にまとめられています。
本体の発表が1本と、料金表の別紙が4本。
発表の1文目は、次のとおりです。
「日本郵便株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 小池 信也/以下「日本郵便」)は、2027 年 2 月 1 日(月)から、次のとおり、国際郵便料金などを改定します。」
出典: 日本郵便「国際郵便料金などの改定」2026年10月9日
https://www.post.japanpost.jp/newsrelease/pressrelease/8139449440.html
越境 EC で海外へ商品を送っている店に関わる発表です。
ここでは、何がいつ変わるのかを、発表の言葉のまま並べます。
改定日は、2027年2月1日です
発表の「料金改定日」の行は、日付だけです。
「2027 年 2 月 1 日(月)」
発表日は2026年10月9日です。
なお、ニュースリリースのページには、次の注が付いています。
「記載されている情報は発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますので、ご了承ください。」
背景には、費用の上昇があると書かれています
発表は、改定の背景を2つに分けて書いています。
1つ目は、費用の話です。
「世界的な物価上昇や原油価格の高騰などに加え、継続的な円安の影響により、国際郵便の費用の大部分を占める国際輸送費用および諸外国における配達費用が大幅に上昇しています。」
「日本郵便では、業務の効率化や生産性向上に取り組んでいるものの、こうした費用の上昇を自助努力のみで吸収することが困難な状況となっています。」
そのうえで、改定の目的を次のように書いています。
「将来にわたって安定的に国際郵便サービスの提供を維持するため、今回、国際郵便の料金などを改定することといたしました。」
越境EC向けの割引と新サービスは、まだ予定の段階です
背景の2つ目は、越境 EC の話です。
ここには、料金の改定とは別の、新しい取り組みが書かれています。
「越境 EC 市場の拡大や越境 EC 販売事業者の増加に伴い、低料金かつ追跡可能な小口配送サービスへの需要が高まっていることから、お客さまの越境 EC 事業の拡大や利用促進を支援するため、「国際特定記録」の料金割引を 2027 年度中に新設するほか、国際宅配便(UGX(ゆうグローバルエクスプレス))の新たな配送サービスを開始予定です。」
「詳細については、別途お知らせします。」
決まっていることと、まだ決まっていないことを分けると、こうなります。
- 書かれていること: 国際特定記録の料金割引を、2027年度中に新設する
- 書かれていること: UGX の新たな配送サービスを、開始する予定
- まだ書かれていないこと: どちらも、詳細は別途お知らせ
割引の中身も、新サービスの中身も、今回の発表には載っていません。
改定の対象は、4つの区分に分かれています
発表の「改定概要」は、表の形でまとめられています。
表の上には、次の1行があります。
「改定内容の詳細は、別紙(1~4)のとおりです。」
区分ごとに、「主な改定内容」の欄をそのまま引きます。
EMS 郵便物【別紙1】
「全地帯・全重量帯で料金を改定(保冷 EMS 郵便物を含む)」
「6kg 以下の重量帯を、小包と同じ 1 ㎏刻みに変更」
「2 万円を超える損害要償額の追加料金を変更」
小包郵便物【別紙2】
「航空便・SAL 便・船便全ての料金を改定」
「保険料を改定」
「同時差出割引率を変更」
通常郵便物【別紙3】
「書状・はがき・印刷物・小形包装物・国際エアパケットなど」
「盲人用郵便物以外の料金を改定」
「国際特定記録料、書留料および保険料を改定」
「同時差出割引率および月間差出割引率を変更」
上記以外の料金【別紙4】
「輸出入申告代行手数料を改定」
「EMS 封筒(マチなし)料金を改定」
「※ EMS 封筒(マチ付)は、在庫が無くなり次第販売を終了」
EMS は料金だけでなく、重量帯の区切り方と損害要償額の追加料金も変わります。
料金の数字は、別紙の表で確かめる必要があります
EMS・小包・通常郵便物の新しい料金は、別紙1〜3 の表に載っています。
表は、地帯と重量の組み合わせごとに、現行料金と新料金を並べた形です。
この記事では、別紙1〜3 の金額を写していません。
表の一部の欄はまとめて書かれていて、文字に起こすと、どの金額がどの地帯・重量のものか取り違えるおそれがあるためです。
自分の店が使っているサービスと、送り先の地帯の欄を、別紙の PDF で直接見てください。
別紙の URL は、下の出典の節にまとめてあります。
手数料とEMS封筒の金額は、別紙4に載っています
別紙4 の「手数料」と「販売品」の行は、表の形が単純です。
この2つだけ、原文の語と数字のまま写します。
輸出申告代行手数料 現行料金 2,800円 新料金 3,200円(別紙4)
輸入申告代行手数料・2欄までのもの 現行料金 6,600円 新料金 7,600円(別紙4)
輸入申告代行手数料・3欄から6欄までのもの 現行料金 9,300円 新料金 10,800円(別紙4)
輸入申告代行手数料・7欄以上のもの 現行料金 12,000円 新料金 13,900円(別紙4)
EMS封筒(マチなし) 現行料金 51円 新料金 70円(別紙4)
※ EMS封筒(マチ付)は、在庫が無くなり次第販売を終了(別紙4)
EMS 封筒のマチ付は、値段が変わるのではなく、販売が終わります。
終わる時期は「在庫が無くなり次第」とだけ書かれています。
店がやること(編集部の整理)
🔵 この節は、キクシル編集部の整理です。公式の記載ではありません。
- 自分の店が、EMS・小包・国際エアパケットなどのどれで送っているかを確かめる
- 使っているサービスの別紙を開き、送り先の地帯と重量の欄を見る
- 送料を固定の額で設定している場合は、改定日に合わせて見直しが要るかを確かめる
- 改定日をまたぐ注文や発送が出そうなら、扱いを日本郵便に問い合わせる
- 国際特定記録の割引と UGX の新サービスは、別途のお知らせを待つ
Shopify などのカートの送料設定で、具体的に何を変えればよいかは、発表には書かれていません。
見直しの幅も店ごとに違うので、ここでは目安を示しません。
🔴 公式に書かれていないこと
次の点は、ニュースリリースのページと PDF 5本のどこにも書かれていません。
- 国際特定記録の料金割引の中身は書かれていません。書かれているのは「2027 年度中に新設」まで
- UGX の新たな配送サービスの中身と開始時期は書かれていません。「開始予定」「別途お知らせ」まで
- 改定日より前に差し出した郵便物の扱いは書かれていません。改定日をまたぐ場合の取り決めも載っていません
- EMS 封筒のマチ付の販売が終わる日付は書かれていません。「在庫が無くなり次第」まで
- Shopify などのカートや配送アプリへの反映の仕方は書かれていません
出典
- 日本郵便「国際郵便料金などの改定」2026年10月9日
https://www.post.japanpost.jp/newsrelease/pressrelease/8139449440.html
ニュースリリースのページからリンクされている PDF は、次の5本です。
- 本体の発表「国際郵便料金などの改定」
https://files.japanpost.jp/assets/34d9d11432734cfaa759e78fe395b688/d52a2fc6306c4f459c5711599ebc7776/20261009_01_01.pdf - 別紙1 EMS郵便物
https://files.japanpost.jp/assets/34d9d11432734cfaa759e78fe395b688/5534d6898d1148218a1dad079687327a/20261009_01_02.pdf - 別紙2 小包郵便物
https://files.japanpost.jp/assets/34d9d11432734cfaa759e78fe395b688/6b2e9664312f4abdb19032d76ab21687/20261009_01_03.pdf - 別紙3 通常郵便物
https://files.japanpost.jp/assets/34d9d11432734cfaa759e78fe395b688/ecf9be474e7847a9a27096f42a9e6e1d/20261009_01_04.pdf - 別紙4 上記以外の料金
https://files.japanpost.jp/assets/34d9d11432734cfaa759e78fe395b688/f6f5dd8ba94446de8eaf02c98f20f0e6/20261009_01_05.pdf
上記だけを、一次情報として使っています。
次の事項は「未確認」として扱い、推測で補っていません。
- 国際特定記録の割引と UGX の新サービスの詳細
- 改定日をまたぐ郵便物の扱い

