日本郵便が、UGX の2つのサービスの宛て先を広げると発表しました
日本郵便が、2026年10月16日に発表を出しました。
題名は「『UGX プライム』・『UGX越境EC配送サービス』の取扱国・地域の拡大および送り状のサーマルラベル対応の開始」です。
ニュースリリースのページの本文は「詳しくはこちらをご覧ください。」の1行です。
中身は、リンク先の PDF 2本にまとめられています。
1本は発表の本体で、もう1本は「別紙」という名前の運賃表です。
発表の1文目は、次のとおりです。
「日本郵便株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 小池 信也/以下「日本郵便」)は、2026 年 10 月 30 日(金)から、UGX(ゆうグローバルエクスプレス)(注1)のオプションサービスである「UGX プライム」および「UGX 越境 EC 配送サービス」の取扱国・地域を拡大します。」
「あわせて、これまで A4 用紙での発行のみに対応していた送り状について、サーマルラベル(感熱ラベル)向けフォーマットでの発行に対応します。」
出典: 日本郵便「『UGX プライム』・『UGX越境EC配送サービス』の取扱国・地域の拡大および送り状のサーマルラベル対応の開始」2026年10月16日
https://www.post.japanpost.jp/newsrelease/pressrelease/14651872351.html
UGX で海外へ商品を送っている店や、使うかを考えている店に関わる発表です。
変わる点は2つに分かれています。
1つ目は、2つのサービスの取扱国・地域です。
2つ目は、送り状の発行の形です。
UGX がどんなサービスかは、注1に書かれています。
「UGX は、従来の国際郵便サービスを補完するもので、より多彩な機能をプラスした国際宅配便サービスです。」
取扱国・地域は、2026年10月30日から欧州・アジアで広がります
1つ目の変更は、取扱国・地域の拡大です。
発表の1つ目の項目の概要は、次の1文で始まります。
「日本郵便は、「UGX プライム」および「UGX 越境 EC 配送サービス」の欧州・アジアの取扱国・地域(宛て地)を拡大します。」
日付は、上に引いた1文目のとおり、2026年10月30日からです。
取扱国・地域の表の上には、次の1行があります。
「太字下線部の国を追加いたします。」
表の太字下線の宛て先を、サービスごとに原文の表記のまま写します。
「UGX越境EC配送サービス」には、欧州・東アジア・東南アジアの宛て先が加わります
まず、「UGX越境EC配送サービス」の欄です。
太字下線になっている宛て先は、次のとおりです。
- 欧州: イタリア、スペイン
- 東アジア: 香港
- 東南アジア: シンガポール、タイ、フィリピン、マレーシア
表に載っている「UGX越境EC配送サービス」の宛て先は、全部で次のとおりです。
北米 米国、カナダ
欧州 イタリア、スペイン、英国、オランダ、ドイツ、フランス、ベルギー
東アジア 香港
東南アジア シンガポール、タイ、フィリピン、マレーシア
西アジア –
出典: 同上 PDF 1ページ目「(2)取扱国・地域(宛て地)」の表
西アジアの欄は「-」です。
「-」の意味の説明は、PDF には書かれていません。
「UGX プライム」には、欧州・東アジア・東南アジア・西アジアの宛て先が加わります
次は、「UGX プライム」の欄です。
太字下線になっている宛て先は、次のとおりです。
- 欧州: アイルランド、イタリア、エストニア、クロアチア、スウェーデン、スペイン、スロベニア、チェコ、ノルウェー、ハンガリー、ブルガリア、ポルトガル、ラトビア、リトアニア、ルーマニア
- 東アジア: 台湾、香港
- 東南アジア: シンガポール、タイ、フィリピン、マレーシア
- 西アジア: インド
太字下線になっていない宛て先は、次のとおりです。
- 北米: 米国、カナダ
- 欧州: 英国、オーストリア、オランダ、スイス、スロバキア、デンマーク、ドイツ、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ルクセンブルグ
- 東アジア: 韓国
宛て先の国・地域ごとのお届け日数は、この表には書かれていません。
送り状は、6インチ×4インチのサーマルラベルでも発行できるようになります
2つ目の変更は、送り状の発行の形です。
発表の2つ目の項目は、3つの文でできています。
「これまで A4 用紙での発行のみに対応していた送り状について、サーマルラベル(感熱ラベル)として広く使用されている、6 インチ×4 インチのフォーマット(2 枚)での送り状発行に対応します。」
「これにより、お客さまの倉庫での発送作業負荷の軽減、印刷用紙の削減が期待できるほか、UGX の送り状封入の専用パウチが不要となります。」
「なお、お客さまご自身でのラベルプリンタおよびサーマルラベルのご用意が必要となります。」
書かれていることと、まだ書かれていないことを分けると、こうなります。
- 書かれていること: 送り状は、これまで A4 用紙での発行だけでした
- 書かれていること: 6インチ×4インチのフォーマット2枚での発行にも対応します
- 書かれていること: ラベルプリンタとサーマルラベルは、使う側が用意します
- まだ書かれていないこと: サーマルラベルの対応だけを指した開始日は、発表の PDF には書かれていません
発表の1文目と2文目の並びでは、日付が付いているのは取扱国・地域の拡大の文です。
サーマルラベルの文は、その次に「あわせて」と続いています。
PDF には、1枚目と2枚目の送り状のサンプルの画像が載っています。
運賃は、サービスごとに別の案内に回されています
PDF の本体には、運賃の金額は書かれていません。
運賃の項目では、サービスごとに案内先が分かれています。
「「UGX プライム」の運賃は以下の URL をご参照ください。」
「「UGX 越境 EC 配送サービス」の運賃は別紙のとおりです。」
その下に、3つの注記があります。
「※ ご利用予定個数などに応じて、個別に割引運賃をお見積りします。」
「※ 燃料割増金はいただきません。」
「※ 「UGX 越境 EC 配送サービス」については、個人宅向け配達料はいただきません。」
別紙は「UGX越境EC配送サービス」の運賃表です。
宛て先は、北米あて、アジアあて、欧州あての3つに分かれています。
重さは 1.0kg から 30.0kg までで、EMS の運賃も【参考】として並んでいます。
金額は、ここでは写していません。
別紙の下には、次の注記があります。
「本運賃表は「UGX越境EC配送サービス」の通し運賃です。」
「越境ECサービスに特化し、配達先を個人あてに限定するなどにより、UGXの公表運賃から割り引きした特約運賃となっております。」
「また、ご利用予定個数などに応じてさらに割引きした特約運賃のお見積りも承ります。」
出典: 同上 ページの「別紙」(PDF 2ページ)
「UGX プライム」の運賃は、PDF に書かれた URL のページで確かめるよう案内されています。
そのページの中身は、ここでは確かめていません。
2つのサービスは、配達先と配達の方法が違います
PDF の最後には、参考として、2つのサービスの特徴を比べた表が載っています。
主な行を、原文の語のまま写します。
特長 UGX プライム「お急ぎの荷物の配送に特化し、「EMS と同等以上の速さ」でお届けします。北米 2~4 営業日、欧州 3~8 営業日、アジア 2~4 営業日程度でのお届け(注 2)。」 UGX 越境 EC 配送サービス「「置き配」によって「EMS よりもお得」な運賃をご提供します(一部の宛て地、重量帯を除く)。」
配達先 UGX プライム「法人・個人」 UGX 越境 EC 配送サービス「個人(法人へは不可)」
配達方法 UGX プライム「対面配達(配達時の署名あり)」 UGX 越境 EC 配送サービス「置き配(配達時の署名なし)」
関税支払方法 UGX プライム「元払い/着払い」 UGX 越境 EC 配送サービス「元払い(着払い不可)」
個口数 「一個口のみ(複数個口扱いなし)」
送り状作成システム 「Hubez」
出典: 同上 PDF 3ページ目「(参考)「UGX プライム」と「UGX 越境 EC 配送サービス」の特徴の比較」の表
お届けの日数には、注2が付いています。
「(注 2)差出日を含みません。土日祝を除きます。」
「配達日を確約するものではございません。お届け日数は主要都市での目安となっており名宛て地が遠隔地であるものや都市によって配達日数は異なります。」
「また、通関に特別時間を要するものや、天候、通関などの影響による遅延等が発生した場合などはさらに日数がかかる場合があります。」
「UGX越境EC配送サービス」は、配達先が個人で、法人へは送れないと書かれています。
「UGX越境EC配送サービス」のお届け日数は、比較の表には書かれていません。
「UGX越境EC配送サービス」の関税の支払いは元払いで、着払いはできないと書かれています。
個人間の贈答品などは、引き続き国際郵便を使うよう書かれています
発表の最後の項目は「3 その他」です。
そこには、次の1文があります。
「個人間の贈答品、身の回り品、食品などは、引き続き国際郵便をご利用ください。」
問い合わせの窓口は、PDF の末尾に書かれています。
窓口の名前は「法人のお客さま用お問い合わせフォーム」です。
申し込みの手順そのものは、PDF には書かれていません。
「※ご利用条件やお手続き方法などの詳細はこちらからお問い合わせください。」
「※個人事業主のお客さまもこちらからお問い合わせください。」
米国宛ての配送では、別に2つの発表がありました
米国宛ての配送では、キクシルで次の2本を紹介しています。
どちらも、この発表とは別の発表です。
1本目は、日本郵便の米国宛て郵便物で、事前申告登録の対象が広がった発表です。
その発表では、UGX も引き続き使えるとされています。
2本目は、佐川急便が米国宛ての飛脚グローバルポスト便の引き受けを一時停止したお知らせです。
今回の UGX の発表には、この2つの発表のことは出てきません。
店がやること(編集部の整理)
🔵 この節は、キクシル編集部の整理です。公式の記載ではありません。
- 自分の店の海外の売り先が、新しく加わった国・地域に入っているかを、上の一覧で確かめる
- 「UGX越境EC配送サービス」を考えるなら、配達先は個人で法人へは不可、関税の支払いは元払いで着払いは不可、という条件を確かめる
- 運賃は、別紙の運賃表と、「UGX プライム」の運賃のページで確かめる
- 個数が多い場合は、割引運賃の見積もりを問い合わせフォームで相談する
- サーマルラベルで送り状を出したいなら、ラベルプリンタとサーマルラベルを用意できるかを確かめる
- サーマルラベルの対応がいつから使えるかは、問い合わせフォームで確かめる
Shopify などのカートの配送設定で何を変えればよいかは、発表には書かれていません。
🔴 公式に書かれていないこと
ここでは、この発表のページと PDF に無い点をまとめます。
次の点は、ニュースリリースのページと PDF 2本には書かれていません。
- サーマルラベルの対応だけを指した開始日は書かれていません。日付が付いているのは取扱国・地域の拡大の文です
- サーマルラベルの送り状を、どの画面・設定で出すかは書かれていません
- 新しく加わった宛て先で、運賃表以外の条件、たとえば送れない品物が変わるかどうかは書かれていません
- 「UGX プライム」の新しい宛て先の運賃は、PDF に書かれていません。PDF では、運賃のページで確かめるよう案内されています
- 2026年10月30日より前に差し出した荷物の扱いは書かれていません
- 米国宛ての事前申告登録との関係は書かれていません
- Shopify などのカートや配送アプリへの反映の仕方は書かれていません
出典
一次情報として使ったのは、日本郵便の次の発表です。
ページと PDF は、2026年10月20日に取りました。
- 日本郵便「『UGX プライム』・『UGX越境EC配送サービス』の取扱国・地域の拡大および送り状のサーマルラベル対応の開始」2026年10月16日
https://www.post.japanpost.jp/newsrelease/pressrelease/14651872351.html
ニュースリリースのページからリンクされている PDF は、次の2本です。
- 本体の発表・3ページ
https://files.japanpost.jp/assets/34d9d11432734cfaa759e78fe395b688/96a29a81383a4d74bcbaf48c3082ab3b/20261016_01_01.pdf - 「別紙」の運賃表・2ページ。ニュースリリースのページの「別紙」のリンクから開けます
原題は、原文では入れ子のかぎ括弧も「」です。
ここでは、内側だけを『』にしています。
上記だけを、一次情報として使っています。
次の事項は「未確認」として扱い、推測で補っていません。
- 「UGX プライム」の運賃のページの中身
- 法人のお客さま用お問い合わせフォームのページの中身

