Shopify Japan が、年末商戦の調査結果を発表しました
Shopify Japan が、2026年のBFCM・年末商戦に関する調査のうち、日本市場の結果を発表しました。
PR TIMES に、2026年10月7日に載ったプレスリリースです。
対象のホリデーシーズンには、BFCM・クリスマス・年末年始商戦が入ります。
出典: PR TIMES(Shopify Japan)「Shopify Japan、2026年BFCM・年末商戦に関する調査結果を発表」2026年10月7日
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000175.000034630.html
調査を行ったのは Sapio Research です
Shopify の調査では、実施を Sapio Research が担っています。
対象は世界9市場。
日本では、消費者と、事業者の経営者・意思決定者の両方が答えています。
人数は、次の原文のとおり。
本調査はSapio Researchが世界9市場で実施し、2026年7月に消費者18,000人、同年8月に事業者の経営者・意思決定者7,500人から回答を得ました。日本では、消費者2,000人、事業者の経営者・意思決定者500人が回答しています。
調査の結果として出ているのは、次の3つの面です。
- 消費者の、年末商戦の買い物の計画
- 消費者の、AIの使い方
- 事業者の、売上の見込みと商品情報の整備
消費者は、買い物をより慎重に選んでいるとしています
Shopify Japan は、経済の状況を背景に、消費者が一つひとつの買い物を慎重に選んでいるとまとめています。
数字は、原文のまま引きます。
国内消費者の約半数(47%)は、物価や金利、雇用の先行きといった経済状況が、今年のホリデーシーズンの買い物計画にマイナスの影響を与えていると回答しました。BFCM期間に予定している支出額は平均12,927円です。
こうした状況を背景に、消費者は購入する商品をより慎重に選んでいます。約3分の2(64%)は、手軽に買える商品で済ませるより、本当に欲しい商品を待って購入したいと答え、62%は、購入前に時間をかけて調べることで、より自分でコントロールして買い物ができていると感じています。
「お得な買い物」とは何かも、尋ねています。
「お得な買い物」とは何かを尋ねたところ、最も多かったのは「自分の予算では難しいと思っていた、より高品質な商品を購入できること」(38%)でした。また、4人に1人(25%)は「最安値の商品より高くても、その価値があるものを購入すること」と回答しています。価格だけでなく、商品の品質や納得して購入できることも重視されていることが分かります。
ここでの読みどころは、Shopify Japan が、価格だけでなく品質も重視されているとまとめている点。
AIは購入の準備まで、最終判断は自分でという結果です
Shopify Japan は、準備にAIを使い、最終的な購入は自分で行いたい消費者像を示しています。
国内消費者の半数を超える52%が、今年のホリデーシーズンの買い物でAIを利用する可能性があると回答しており、主な用途としてセールやお得な商品の検索、商品探しが挙げられています。さらに、61%は、最終的な購入手続きを自分で行うのであれば、AIが商品をカートに追加し、必要情報を入力することにも抵抗がないと回答しました。この割合は、調査対象9市場で最も高くなっています。
一方、AIを信頼して購入そのものを任せられると答えた人は23%にとどまりました。商品を探し、比較し、購入準備を進める際にはAIを活用しながらも、最終的な購入は自分で行いたいという消費者像が浮かび上がります。若い世代ではAIの利用率がより高く、買い物の際にAIツールを「時々」以上の頻度で利用すると回答した人は全体では24%だったのに対し、25〜34歳では44%でした。
上の引用を、段階ごとに並べるとこうなります。
- 主な用途として挙がったもの: セールやお得な商品の検索、商品探し
- 抵抗がないと答えた範囲: AIが商品をカートに追加し、必要情報を入力すること
- その条件: 最終的な購入手続きを自分で行うこと
- 購入そのものをAIに任せること: 上の引用に、カートへの追加とは別の数字で出ている
- 年代の差: 若い世代ではAIの利用率がより高い、としている
Shopify Japan は、AIが消費者と商品をつなぐ新しい接点になりつつある、と書いています。
事業者の側では、商品情報の整備に課題があるとしています
事業者への調査では、売上の見込みと、商品情報の整備を尋ねています。
国内事業者の約4分の3(73%)は、今年のホリデーシーズンの売上が昨年を上回ると見込んでいます。一方、商品情報といった基本的な整備については、十分な水準に達していない事業者も少なくありません。
商品情報を詳細かつ正確で最新の状態に保つことを「十分に実践できている」と回答した事業者は36%、商品を類似商品と比較しやすくすることを「十分に実践できている」とした事業者は31%でした。すでにこうした取り組みに着手している事業者も多いものの、調査結果からは、なお改善の余地があることが分かります。
「十分に実践できている」かを尋ねた取り組みは、原文では次の2つ。
- 商品情報を詳細かつ正確で最新の状態に保つこと
- 商品を類似商品と比較しやすくすること
AI経由のコンバージョン率は、調査とは別のデータです
カントリーマネージャーの馬場道生氏の発言には、調査とは別の数字が入っています。
出どころは、Shopify のグローバルなプラットフォームデータ。
発言の中の1文と、その注を、そのまま引きます。
Shopifyのグローバルなプラットフォームデータでは、AI経由で商品ページに到達したユーザーのコンバージョン率は、オーガニック検索経由と比べて約80%高くなっています※。
※Shopifyのプラットフォームデータは、2026年第2四半期のグローバル実績に基づきます。
調査の結果と、この数字の違いは次のとおり。
- 調査の結果: Sapio Research が実施し、日本の消費者と事業者が答えたもの
- この数字: Shopify のプラットフォームデータで、2026年第2四半期のグローバル実績
- 出てくる場所: 調査の結果の節ではなく、カントリーマネージャーの発言の中
2つを足し合わせて読まないことが大切です。
店がやることは、次の4つです
調査の結果から、年末商戦の前に手を付けられることを整理します。
- 商品情報を、詳しく正確で最新の状態に保つ
- 似た商品と比べやすいように、商品ページの情報をそろえる
- 値段だけでなく、品質や価値が伝わる説明にする
- 購入の前に時間をかけて調べる人がいる前提で、説明を省かない
🔵 上の4つは、調査の結果からキクシル編集部が整理したものです。この4つの形そのものは、公式の記載ではありません。
🔴 公式に書かれていないこと
次の点は、一次ソースにありません。
- 質問文の全文と、回答の選択肢は書かれていません
- 「十分に実践できている」のほかに、どんな答え方があったかは書かれていません
- 回答した事業者の業種・規模の内訳は書かれていません
- 回答した事業者が Shopify を使っているかどうかは書かれていません
- 回答者の選び方と、結果の誤差は書かれていません
- 調査で言う「AI」が、どのツールやサービスを指すかは書かれていません
- AI経由のコンバージョン率に、日本の店だけの数字があるかは書かれていません
- 調査の結果が、個々の店の売上にどう効くかは書かれていません
- PR TIMES のページに載っている画像は、本記事では見ていません
- 🔴 上の記載が無いことをもって、日本の店で売上が伸びるとも伸びないとも書きません
出典
- PR TIMES(Shopify Japan)「Shopify Japan、2026年BFCM・年末商戦に関する調査結果を発表」2026年10月7日
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000175.000034630.html
上記の Shopify Japan のプレスリリースだけを、一次情報として使っています。
次の事項は「未確認」として扱い、推測で補っていません。
- 質問文と選択肢、回答者の内訳と誤差
- AI経由のコンバージョン率と、日本の店との関係
- PR TIMES のページに載っている画像の中身

