返品期限を、商品ごとに変えられるようになりました
Shopify が、返品期限の上書きを使えるようにしました。
単位は、コレクション・商品・バリアントの3つ。
しかも、マーケット別に設定できます。
Shopify は2026年9月29日に、Changelog に掲載しました。
出典: Shopify Changelog「Return window overrides now available」2026年9月29日
https://changelog.shopify.com/posts/return-window-overrides-now-available
既定の返品期限とは別の日数を選べます
対象ごとに、既定とは別の返品期間を持たせる仕組み。
You can now set return window overrides by market for specific collections, products, or variants. Overrides let you choose a different return period than your default return window – for example, 14 days for seasonal items instead of your standard 90 days.
(特定のコレクション、商品、バリアントについて、マーケット別に返品期限の上書きを設定できるようになりました。上書きを使うと、既定の返品期限とは別の返品期間を選べます。たとえば、店の通常の90日ではなく、季節商品は14日にする、といった形です)
公式が挙げる例は、次の2つの日数です。
- 例に出てくる店の通常の返品期限 — 90日
- 季節商品の返品期限 — 14日
どの期限が使われるかは、公式が4つの決まりで示しています
結論は、上書きが既定より先。
- 上書きが優先 — 商品が上書きに当たれば、既定の期限でもマーケット別の期限でもなく、上書きの期限が使われる
- 短いほうが勝つ — 複数の上書きに当たれば、いちばん短い期限が使われる
- final sale が勝つ — final sale の商品は、上書きに当たっても返品もキャンセルもできない
- それ以外は従来の決まり — 上書きに当たらなければマーケット別の期限、それも無ければ既定の期限
原文は、次のとおり。
Overrides replace the default return window: If an item matches an override, that override’s return window gets applied instead of your default or market-specific window.
(上書きは既定の返品期限に代わる:商品が上書きに当たる場合、既定やマーケット別の期限ではなく、その上書きの返品期限が適用されます)
The shortest override wins: If an item matches more than one override, the shortest matching return window applies.
(最も短い上書きが勝つ:商品が複数の上書きに当たる場合、当たったうちで最も短い返品期限が適用されます)
Final sale still wins: Items marked as final sale can’t be returned (or cancelled), even if they also match a return window override.
(final sale が引き続き優先:final sale と指定した商品は、返品期限の上書きに当たっていても、返品〔やキャンセル〕はできません)
Default rules apply otherwise: If an item isn’t final sale and doesn’t match an override, your market-specific return window applies. If no market-specific rules are set, your default return window applies.
(それ以外は既定の決まりが適用:商品が final sale でなく、上書きにも当たらない場合は、マーケット別の返品期限が適用されます。マーケット別の決まりが設定されていなければ、既定の返品期限が適用されます)
設定の場所は、Settings の Policies の下です
経路は、公式が英語で書いたまま載せます。
Settings > Policies > Return and cancellation rules > Select specific market rules to modify > You can then select a target collection, product, variant to apply a return window override to.
(Settings > Policies > Return and cancellation rules > 変更したいマーケットの決まりを選ぶ > そのあと、返品期限の上書きを当てるコレクション・商品・バリアントを選べます)
順番は、次のとおり。
- Settings
- Policies
- Return and cancellation rules
- 変更したいマーケットの決まりを選ぶ
- 上書きを当てるコレクション・商品・バリアントを選ぶ
🔵 4と5は原文の説明を訳したもの。画面の表示名ではありません。
公式の例は、Holiday 2026 のコレクションを14日にする形です
既定は90日のまま、1つのコレクションだけを短くする例。
Set a 14‑day window for your “Holiday 2026” collection while keeping your storewide default at 90 days.
(“Holiday 2026” コレクションの返品期限を14日にし、ストア全体の既定は90日のままにする)
🔴 公式に書かれていないこと
次の点は、一次ソースにありません。
- 使えるプランの条件は書かれていません
- 日本のストアで使えるか、いつから使えるかは書かれていません
- すでに入っている注文に、あとから設定した上書きが効くかは書かれていません
- ストアに載せている返品ポリシーの文面が、上書きに合わせて変わるかは書かれていません
- 設定できる上書きの数の上限は書かれていません
- おすすめの日数は書かれていません。14日と90日は、例として出ているだけです
- 日本語の管理画面での表示名は書かれていません。経路は英語のまま載せ、日本語の表示は確かめていません
- 日本の法律との関係には、一次ソースは触れていません。特定商取引法の返品特約なども出てきません
- 🔴 本記事は日本のストアで確認していません。上の記載が無いことをもって「使える」とも「使えない」とも書きません
店がやること
やることは、次の3つ。
- 返品期限を分けたい店は、どのコレクション・商品・バリアントに何日を当てるかを先に決める
- 複数の上書きに当たる商品は、短いほうが使われる前提で組む
- 設定したら、ストアの返品の案内と食い違っていないかを自分の目で確かめる
🔵 上の手順はキクシル編集部の整理で、公式の記載ではありません。
出典
一次情報は、次の1本だけです。
- Shopify Changelog「Return window overrides now available」2026年9月29日
https://changelog.shopify.com/posts/return-window-overrides-now-available
上記の Shopify 公式の情報だけを一次情報として使っています。
次の事項は「未確認」として扱い、推測で補っていません。
- 使えるプランの条件
- 日本のストアでの提供の有無と時期
- 既存の注文への効き方
- 返品ポリシーの文面への反映
- 上書きの数の上限
- 日本語の管理画面での表示名
- 日本の法律との関係

