ネットショップを始めようと決めた日を、思い浮かべてください。
管理画面を開くと、設定の項目がずらりと並んでいます。
どこから手をつければいいのか、迷って当然です。
ここで書くのは、設定に入る前の一歩です。
紙を1枚用意して、3つの質問に答えておきます。
答えは、あなたが後で判断するときに何度も使えます。
公式のチェックリストも、始める前に質問を立てるよう勧めています
Shopify のヘルプセンターには、新しいストアを開くときのチェックリストがあります。
その最初の節は「開始する前に」です。
Shopify ストアの設定を始める前に、目標を理解することが重要です。ストアに関する基本的な質問を自問してみましょう。
出典: Shopify ヘルプセンター「新しい Shopify ストアを開設するための一般的なチェックリスト」2026年10月14日時点
https://help.shopify.com/ja/manual/intro-to-shopify/initial-setup/new-to-shopify-checklists/general-checklist
公式が例に挙げている質問は、売り方についてのものです。
オンラインと対面の両方で売るか。
Facebook などの SNS でも売るか。
こうした質問に答えると、注意を集中させて設定を早く進められる、と書かれています。
ここでは、その手前に3つの質問を足します。
何を売るか。
誰に買ってほしいか。
毎月どのくらい売りたいか。
この3つは、公式の質問ではありません。
公式の質問に答えるための、下ごしらえだと思ってください。
1つめは、何を売るかをひとことで書くことです
売りたいものを、ひとことで言える長さまでしぼってください。
「陶器のマグカップ」くらいの短さで大丈夫です。
しぼると、並べる商品の数が見えてきます。
公式のチェックリストには、数についてこう書かれています。
提供を予定している商品の数によっては、商品リストの追加と整理が、Shopify ストアの設定で最も時間のかかる手順になる場合があります。
並べる数が見えれば、登録にかける時間も見積もりやすくなります。
売るものは、使える販売チャネルにも関わります。
公式は、チャネルの資格が商品の種類で変わると書いています。
販売チャネル資格は、地域、商品タイプ、および場合によってはサブスクリプションプランによって異なります。
売るものが決まっていないと、どの要件を読めばいいかも決まりません。
だから、最初の質問はこれにしています。
2つめは、誰に買ってほしいかを1人に決めることです
「たくさんの人に」と書きたくなる気持ちは、自然なものです。
けれど、ここでは1人を思い浮かべるようにしてください。
その人の年代や暮らしを、少しだけ書き足します。
そして、その人がふだんどこで買い物をしているかを書きます。
これは、公式が挙げた売り方の質問につながります。
その人が毎日 SNS を見ているなら、SNS でも売るかを考えます。
近くのイベントで会える人なら、対面で売ることも考えます。
ただし、この結びつけはここでの考え方です。
公式が「誰に」と売り方を結びつけているわけではありません。
3つめは、毎月どのくらいを個数と値段で書くことです
「たくさん売りたい」では、あとで比べる相手になりません。
個数と値段の2つに分けて書いてください。
1つの値段が◯円。
1か月に売りたい個数が◯個。
この2つをかけると、1か月の売上の見当が出ます。
値段は、どのみち決める数字です。
公式のチェックリストにも、こう書かれています。
商品には少なくとも商品名と価格が必要です。
ここで書く数字は、当たる予想ではありません。
あなたが目指したい量です。
あとから書き直して大丈夫です。
もう1つ、覚えておいてほしいことがあります。
かけ算で出るのは売上の見当で、そのまま残るお金ではありません。
3つの答えは、プランを比べるときの材料になります
Shopify には、いくつかの料金プランがあります。
公式の概要ページには、こう書かれています。
販売方法は1つに限定されませんが、ビジネス要件を把握して、自分に適した料金プランを選択することが重要です。
Shopifyには月額料金、取引手数料、ストア機能が異なる複数のサブスクリプションプランが用意されており、その中から選択できます。
出典: Shopify ヘルプセンター「概要」2026年10月14日時点
https://help.shopify.com/ja/manual/intro-to-shopify/overview
月額料金も取引手数料も、プランによって違います。
毎月どのくらい売るかの見当があれば、自分の数字に当てはめて比べられます。
料金の数字は、ここでは書きません。
比べるときは、公式の料金ページも参照してください。
プラン選びを急がなくても大丈夫です。
公式のチェックリストは、こう続けています。
また、ニーズに合った料金プランを検討することをおすすめします。ただし、トライアルが終了するまでプランを選択する必要はありません。
送料や集客を考えるときも、同じ紙を見ます
公式のチェックリストは、公開の前にこう確かめるよう書いています。
公開する前に、ストアのポリシー、連絡先情報、配送料が確定していることを確認してください。
送料を考えるとき、何をどのくらい送るかが出発点になります。
1つめと3つめの答えが、そのまま使えます。
集客を考えるときは、2つめの答えを見ます。
その人がふだんいる場所が、知らせる場所の候補になります。
この2つの使い方も、ここでの考え方です。
3つの答えだけで送料や集客が決まる、という意味ではありません。
考えはじめるときの足場にしてください。
書き出す手順は、5つに分けます
ここで、手が止まることがあります。
3つを一度に考えようとすると、止まりやすくなります。
1つずつ、順番に書いてください。
- 紙かスマホのメモを、1つ用意します
- 何を売るかを、ひとことで書きます
- 誰に買ってほしいかを1人に決めて、ふだん買い物をする場所も書きます
- 1つの値段と1か月の個数を書いて、かけ算します
- 今日の日付を書き添えます
日付を書くのは、あとで見比べるためです。
答えが変わったら、消さずに線を引いて、新しく書き足してください。
答えが出ない質問があっても、先へ進んで大丈夫です
全部の答えがそろわなくても、あなたのやり方が悪いわけではありません。
始める前は、分からないことのほうが多いものです。
出ない質問には「まだ決めていない」とメモしてください。
空欄のままにするより、あとで見たときに思い出しやすくなります。
公式に書かれていないことを、ここに分けておきます
ここまでの話には、公式が言っていることと、ここでの考え方が混ざっています。
公式が書いていないことを、並べておきます。
- 何を売るか・誰に・毎月どのくらい、の3つは、公式のチェックリストが挙げた質問ではありません
- 毎月どのくらい売ればよいか、目安になる数字は、読んだ2ページには書かれていません
- 答えごとにどのプランが合うか、という対応は、読んだ2ページには書かれていません
- 送料の決め方は、読んだ2ページには書かれていません。書かれているのは、公開前に配送料が確定していることを確かめる、というところまでです
- 誰に売るかと集客のつなげ方は、読んだ2ページには書かれていません
3つの質問と書き出す手順は、キクシル編集部の整理で、公式の記載ではありません。
今日あなたがやることは、紙に3行書くことです
やることは、これだけです。
紙を1枚出して、3つの質問に1行ずつ答えてください。
書いた紙は、設定の画面を開くときにそばに置いておきます。
プランを比べる日にも、送料を考える日にも、同じ紙を見ます。
出典
- Shopify ヘルプセンター「新しい Shopify ストアを開設するための一般的なチェックリスト」2026年10月14日時点
https://help.shopify.com/ja/manual/intro-to-shopify/initial-setup/new-to-shopify-checklists/general-checklist - Shopify ヘルプセンター「概要」2026年10月14日時点
https://help.shopify.com/ja/manual/intro-to-shopify/overview
この記事は、上記の Shopify 公式のページだけを一次情報として使っています。
ヘルプセンターのページには掲載日が無いため、2026年10月14日に取得した時点の記載として扱っています。

