Shopify Japan が、起業の影響を分析する「The Entrepreneur Effect」の最新データを発表しました。
PR TIMES に、2026年10月14日に載ったプレスリリースです。
出典: PR TIMES(Shopify Japan)「The Entrepreneur Effect:起業のハードルが下がるなか、起業家が世界で1.2兆ドル超の経済活動を創出」2026年10月14日
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000176.000034630.html
- 種類: 調査レポート
- 中身: 世界と日本の、事業者が生んだ経済活動・雇用・越境売上
- 別の節: 起業の障壁、AI経由の注文、購入者と配送
数字の出どころは、Shopify のデータと調査の組み合わせです
以下の数字は、Shopify の調査「The Entrepreneur Effect」のものです。発表したのは Shopify Japan です。
「The Entrepreneur Effect」は、Shopifyの集計済みプラットフォームデータ、マーチャント調査、第三者調査、経済的影響に関する分析を組み合わせたものです。データによって対象期間は異なります。経済活動および雇用支援に関するデータは2025年7月1日から2026年6月30日まで、越境売上額についても同期間を対象としています。AI経由の流入に関するデータは2026年4月から6月までを対象としています。
経済的影響の推計には、Shopifyマーチャントおよびパートナーの活動と、OECDのグローバルサプライチェーンデータをもとにした標準的な産業連関分析の枠組みを使用しています。
- 組み合わせたもの: プラットフォームデータ、マーチャント調査、第三者調査、経済的影響の分析
- 経済活動・雇用・越境売上: 2025年7月1日から2026年6月30日まで
- AI経由の流入: 2026年4月から6月まで
- 経済的影響の推計: 産業連関分析の枠組み
数字ごとに対象期間が違います。
世界では、経済活動と雇用の数字が出ています
経済活動は、マーチャントとパートナーのエコシステムが生んだものです。
Shopifyの最新データによると、Shopifyのマーチャントおよびパートナーのエコシステムが過去1年間に生み出した世界的な経済活動は1.2兆ドル超に達し、2022年から比較して110%増加しました。
また、Shopifyを利用する事業者は、過去1年間で世界全体の約960万人の雇用を支え、その規模は2022年と比較して193%増加しました。2026年6月30日までの1年間においては、Shopifyを利用する事業者による越境売上が681億ドルに達し、事業者が自国を越えて世界中の顧客へと販路を広げていることを示しています。
- 経済活動の主語: マーチャントおよびパートナーのエコシステム
- 雇用・越境売上の主語: Shopify を利用する事業者
- 比べる年: 2022年
Shopify 上で初めて売上を記録したストアの数も出ています。
2025年には、約120万のストアがShopify上で初めての売上を記録しました。これは約26秒に1ストアのペースに相当します。2018年と比較すると、Shopify上で初めて売上を上げた事業者の数は7倍に増加しており、起業の動きが加速していることがうかがえます。
日本の事業者の数字も出ています
対象は、Shopify を利用する国内の事業者。
日本においても、起業による波及効果は明らかになっています。2025年7月から2026年6月までの1年間に、Shopifyを利用する国内事業者が生み出した経済活動の規模は3.4兆円に達しました。これは1時間あたり約3億8,400万円に相当し、2022年から比較すると172%増加しています。
また、約15万2000人の雇用を支えており、これも2022年から比較すると173%増加しました。
さらに、日本の事業者による越境売上額は2022年から164%増加しました。地方の事業者による越境売上額も2019年の4.4倍に拡大しており、起業家が地域の枠を超え、国内外の顧客へとリーチを広げていることがうかがえます。
- 経済活動の期間: 2025年7月から2026年6月までの1年間
- 越境売上: 日本の事業者と、地方の事業者の2つ
- 地方の事業者の比べる年: 2019年
日本の越境売上は、増え方の割合だけが出ています。金額は日本の節にありません。
起業の障壁は下がっている、と Shopify Japan はまとめています
根拠として、次の数字が並んでいます。
調査対象となったShopifyマーチャントの78%が、自らShopifyストアを構築
ストアの41%が、1商品だけでビジネスを開始
2025年にShopifyマーチャントがインストールしたアプリは2,100万件で、2024年から19.5%増加
2022年と比較して、登録から1日以内に初めての売上を上げるストアが43%増加
Sidekickによるオンボーディング支援を利用することで、15日以内に5件の注文を達成する新規ストアの割合が8%向上
- 自分でストアを作った割合: 調査対象のマーチャントについての数字
- Sidekick の数字: オンボーディング支援を使った新規ストアについての数字
AI経由の数字は、対象期間が別です
期間は2026年4月から6月。
2026年4月から6月において、AI経由のセッションは自然検索と比較してコンバージョン率が80%高い
AI経由の注文は、同期間における平均注文額が14%高い
AI経由では、その他のチャネルと比較して新規顧客からの注文数が約2倍
AI経由の売上の75%は、Shopifyの上位100商品カテゴリー以外の商品を販売するマーチャントから発生
- 比べる相手: コンバージョン率は自然検索、新規顧客からの注文数はその他のチャネル
- 平均注文額の比べる相手: 下の「公式に書かれていないこと」に入れた
- 4行が日本だけの数字かどうか: 同じく下に入れた
比べる相手が、行ごとに違います。
購入者と配送の数字も出ています
対象の年は2025年(最後の行だけ、2019年から2025年の6年間)。
2025年には1億8,600万人がShopifyを利用するストアで初めて商品を購入。これは1秒あたり約6人に相当
2025年、Shopifyマーチャントによる売上は平均して1日10億ドル超
2025年、Shopifyマーチャントは重複を除いた10億件の配送先へ商品を配送
地方の事業者の越境売上は6年間で342%増加し、2019年の6億5,500万ドルから2025年には29億ドルへ拡大
最後の行の「地方の事業者」が、どの国の事業者を指すかは、下の「公式に書かれていないこと」に入れました。日本の節の、地方の事業者の越境売上と同じものかも、原文は示していません。
🔴 公式に書かれていないこと
次の点は、一次ソースにありません。
- マーチャント調査の回答者数と、選び方・誤差は書かれていません
- 「AI経由」が、どのツールやサービスからの流入を指すかは書かれていません
- AI経由の平均注文額を、何と比べたかは書かれていません
- AI経由の数字に、日本の店だけの値があるかは書かれていません
- 日本の越境売上の金額は、このプレスリリースには書かれていません
- 「地方の事業者」の定義は書かれていません。購入者と配送の節の行が、どの国の事業者の数字かも書かれていません
- 数字が、個々の店の売上にどう効くかは書かれていません
- PR TIMES のページの画像と、案内先の shopify.com/entrepreneur の中身は、本記事では見ていません
- 🔴 上の記載が無いことをもって、日本の店で売上が伸びるとも伸びないとも書きません
店が読むときの注意は3つです
数字を自分の店の判断に使う前に、次を押さえてください。
- 数字ごとに対象期間が違う。AI経由の数字だけが2026年4月から6月
- 比べる相手が行ごとに違う。自然検索・その他のチャネル・2018年・2022年・2024年・2019年
- 世界の数字と日本の数字を足し合わせて読まない
🔵 上の3つは、プレスリリースの記載からキクシル編集部が整理したもので、公式の記載ではありません。
出典
- PR TIMES(Shopify Japan)「The Entrepreneur Effect:起業のハードルが下がるなか、起業家が世界で1.2兆ドル超の経済活動を創出」2026年10月14日
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000176.000034630.html
上記の Shopify Japan のプレスリリースだけを、一次情報として使っています。
次の事項は「未確認」として扱い、推測で補っていません。
- 調査の回答者数・選び方・誤差
- 「AI経由」の範囲と、日本の店だけの値
- 「地方の事業者」の定義と、日本の越境売上の金額
- PR TIMES のページの画像と、案内先のページの中身

