PR

8. **Shopifyの決済方法設定|Shopifyペイメントと外部決済の違い**

8. **Shopifyの決済方法設定|Shopifyペイメントと外部決済の違い** - ECサイト制作

オンラインストアを運営するうえで、「どのような決済方法を用意するか」は、売上やお客様の満足度に直結する重要なポイントです。Shopifyでは、「Shopify ペイメント」と「外部決済サービス(例:PayPal、各種クレジットカード決済代行など)」の大きく2つの選択肢があり、それぞれに特徴やメリット・注意点があります。

しかし、実際に設定画面を開いてみると、専門用語が多く、どれを選べばよいのか分かりにくいと感じる方も少なくありません。特に、エンジニアではないショップ担当者や店舗オーナーの方にとっては、「手数料」「入金サイクル」「対応ブランド」「不正対策」などをどのように比べて判断すればよいのか、迷ってしまう場面も多いでしょう。

この記事では、Shopifyで利用できる決済方法のうち、とくに「Shopify ​ペイメント」と「外部決済」の違いに焦点を当てて整理します。専門的な仕組みの説明は最低限にとどめ、実務担当者の目線で「運営しやすさ」「コスト」「お客様の使いやすさ」といった観点から理解できるように解説していきます。これから決済方法を設定・見直しする際の判断材料として、参考にしていただければ幸いです。

目次

Shopifyで利用できる主な決済方法の全体像

Shopifyで利用できる主な決済方法の全体像

Shopifyでの決済は、大きく分けて「オンライン決済」と「オフライン決済(手動決済)」の2つに分類できます。オンライン決済は、クレジットカードやウォレット決済など、購入完了までを自動で処理する方法で、Shopifyペイメントや各種外部決済サービスが該当します。一方、オフライン決済は「銀行振込」や「代引き」など、注文だけをshopify上で受け付け、実際の入金確認や請求処理は店舗側が手動で行うスタイルです。どちらも併用できるため、自社の顧客層や運用体制に合わせて組み合わせを設計していくことが重要です。

  • クレジットカード決済:Visa、Mastercardなど。Shopifyペイメントや外部決済サービス経由で利用。
  • ウォレット決済:Apple Pay、Google​ Pay、Shop Payなど、スマホやブラウザに紐づく決済手段。
  • コンビニ・銀行決済:支払い番号を発行し、コンビニやATMで支払ってもらう方式。
  • 後払い・BNPL:後払い決済サービスを連携し、請求・回収を外部サービスに任せる方法。
  • 銀行振込・代引き:Shopify上では「手動決済」として設定し、入金や配送手配は自社で管理。
カテゴリ 特徴
カード・ウォレット Shopifyペイメント, Apple Pay 支払い完了までが自動。カゴ落ち対策にも有効。
外部オンライン決済 PayPal, 各種決済代行 既存アカウントを持つユーザーに使いやすい。
オフライン・手動決済 銀行振込, 代引き 高額商品や法人取引と相性が良いが、管理は手作業。

Shopifyペイメントとは何かと導入時の基本要件

Shopifyペイメントとは何かと導入時の基本要件

Shopifyペイメントは、Shopifyが提供する自社一体型の決済サービスで、クレジットカードやApple​ Pay、Google Payなどの主要なオンライン決済を、追加の外部アカウントなしでまとめて扱える仕組みです。管理画面の「設定 >‌ 決済」から有効化するだけで、注文管理・返金処理・支払い状況の確認までを一元的に行えるため、運営オペレーションをシンプルに保ちやすいのが特徴です。また、Shopifyの標準機能と深く連携しているため、不正検知機能や請求書表示、チャージバック対応状況の確認なども、同じ画面上で確認できます。

導入にあたっては、利用可能な国・地域であることに加え、「事業者情報が正確に登録されていること」が重要です。具体的には、以下のような情報を事前に整理しておくとスムーズです。

  • 事業者名・住所・連絡先(請求書や領収書に表示される情報)
  • 銀行口座情報(売上入金先として利用)
  • 本人確認書類・法人確認書類(免許証、登記簿など国ごとの要件に応じて)
  • 取扱商品の概要(禁止・制限商材に該当しないかの確認用)
確認項目 ポイント
対応国・通貨 自社の販売地域と通貨がサポート対象かを事前に確認
業種・商材 規約上の禁止・制限業種に該当しないかをチェック
入金サイクル 資金繰りに合わせて入金頻度を把握しておく

また、運営上は次のような点も押さえておくと、後のトラブルを避けやすくなります。

  • ストア情報と決済情報の一貫性:ストアの名称・住所・特商法表記と、Shopifyペイメントに登録する事業者情報を一致させる。
  • 返金ポリシーの明文化:注文キャンセルや返品のフローを明確にし、顧客画面と管理画面の運用ルールを揃える。
  • サポート窓口の明記:カード明細に表示される事業者名・問い合わせ先を意識し、チャージバックの発生を抑える。

外部決済サービスとの違いとメリット・デメリットの比較

Shopifyペイメントは、Shopify管理画面だけでクレジットカード決済や一部のウォレット決済をまとめて扱える「一体型」の仕組みです。一方で、外部決済サービスは、PayPalやAmazon Pay、後払いサービスなど、それぞれ個別の契約や管理画面を持つ「独立型」の仕組みになります。実務上は、どこまで運用をシンプルにしたいか、どこまで支払い手段の幅を広げたいかによって、両者の役割分担を考えることになります。

  • Shopifyペイメントの主なメリット
    • 決済データや返金処理を管理画面で一元管理できる
    • 外部決済サービス利用時にかかる追加トランザクション手数料を抑えられる
    • セットアップが比較的シンプルで、運用担当者の負担が少ない
  • 外部決済サービスの主なメリット
    • 特定ブランド(PayPal、Amazonなど)へのユーザー信頼を活かせる
    • あと払い・分割払いなど、ニーズに合わせた多様な支払い方法を追加できる
    • 既に他モールや自社サイトで使っている決済サービスを流用しやすい
項目 Shopifyペイメント 外部決済サービス
管理のしやすさ 一元管理でシンプル サービスごとに管理が分かれる
導入ハードル 設定が比較的かんたん 個別の審査・契約が必要な場合あり
手数料 外部決済利用時の追加手数料を回避しやすい 決済手数料+Shopifyの追加手数料が発生する場合あり
支払い手段の幅 主要カード・一部ウォレットに強い 後払い・分割など選択肢を拡張しやすい
ブランド認知 ショップ自体の信用に依存 PayPal等のロゴで安心感を補強しやすい

手数料と入金サイクルの確認ポイントと選び方の目安

決済手数料を比較するときは、まず「何に対して課金されるのか」を分解して見ると判断しやすくなります。Shopifyペイメントと外部決済では、決済手数料に加え、月額固定費返金時の手数料海外カード・分割払いの追加料など、見落としやすいコストが存在します。特に外部決済を導入する場合、Shopify側の「追加手数料」がかかるプランもあるため、実質的な負担率を必ず合算して確認します。目安としては、平均客単価と月間注文数に対して「1ヶ月あたりいくら手数料を払うことになるか」を試算し、他の運営コストとバランスが取れているかを基準に選定するとよいでしょう。

  • 平均客単価⁣ × 月間注文数 × 決済手数料率 で月間コストを概算
  • Shopifyペイメント以外を使う場合は、「追加手数料」も必ず加算
  • 返金・キャンセルが多い商材は、返金時の手数料条件も確認
  • 売上規模が小さいうちは、月額固定費よりも変動費率の低さを優先
確認項目 Shopifyペイメントの目安 外部決済サービスの目安 判断のポイント
手数料率 中〜低め やや高め〜同程度 売上規模が大きいほど差が効いてくる
入金サイクル 最短週1程度 月1〜月2が多い 仕入れ・広告費の支払いタイミングと合わせる
入金先 国内銀行口座 銀行/専用口座など 使っている銀行で問題なく受け取れるか
資金繰り 短期サイクルで安定 立ち上がり時は資金に余裕が必要 在庫型か受注生産型かで許容範囲が変わる

チャージバックや不正利用対策から見た決済方法の選定

チャージバックや不正利用のリスクは、決済手数料だけでは測れません。運営側がどこまでコントロールできるか、どこまでサポートに頼れるかによって、実務負荷が大きく変わります。たとえばShopifyペイメントでは、注文データと決済データが同じ管理画面で確認できるため、不審な注文の特定や証拠提出がスムーズです。外部決済サービスを使う場合は、「Shopifyの注文情報」+「外部決済の管理画面」を突き合わせて確認する必要があり、チャージバック発生時の調査や対応に時間がかかることがあります。

  • リスク判定機能:不審な注文を自動でハイライトしてくれるか
  • チャージバック対応フロー:異議申立てに必要な情報や提出手順が分かりやすいか
  • サポート窓口:日本語サポートの有無、対応スピード、受付時間
  • ログの一元管理:注文・決済・配送情報をまとめて確認できるか
観点 Shopifyペイメント 外部決済
不正検知 Shopify側のリスク分析が標準で利用可能 各社独自の機能。設定や運用が別途必要
データの見やすさ 注文と決済が同じ画面で確認可能 管理画面が分かれるため照合作業が発生
チャージバック対応 管理画面から必要情報を簡単に取得しやすい 証拠集め・提出方法がサービスごとに異なる
運用負荷 少人数運営でも回しやすい設計 決済ごとに運用ルールを設計する必要あり

運用面から見ると、「どの決済手段が売上を伸ばせるか」と同じくらい「トラブル時にどこまで自分たちで対応できるか」をイメージしておくことが重要です。少人数体制の店舗や、EC運営に慣れていないチームであれば、まずはShopifyペイメントを中心に据え、リスクやチャージバックの流れに慣れてから、必要に応じて外部決済を追加する方が現実的です。一方で、社内に決済や不正対策の担当がいる場合は、外部決済の高度な不正検知オプションを組み合わせることで、リスクを抑えつつ決済手段の幅を広げるといった構成も検討できます。

海外販売を視野に入れた通貨・対応国・決済手段の検討

越境販売を前提に決済を設計する際は、「どの通貨で表示し、どの国からの注文を受け付け、どの支払い方法を優先するか」をセットで考える必要があります。単に多くの通貨を追加するのではなく、自社の想定顧客がどの地域に多いか、どの通貨での支払いに安心感を覚えるかを整理しましょう。例えば、米国を狙うのであればUSD表示+クレジットカード+PayPal、ヨーロッパであればEUR表示+カード+地域のウォレットのように、エリアごとに「基本セット」を決めておくと運用がスムーズです。

  • 優先したい国・地域(アクセス解析や市場調査を参考にする)
  • 利用されやすい通貨(現地通貨 vs. USDなどの基軸通貨)
  • 主要な決済手段(カード、PayPal、コンビニ、モバイルウォレット など)
  • チャージバックや不正利用のリスク
  • 為替手数料・入金サイクル(Shopifyペイメントか外部決済か)
ターゲット地域 推奨通貨 代表的な決済手段 Shopifyでの検討ポイント
北米(米国・カナダ) USD / CAD クレカ、PayPal、Shop Pay 多通貨対応と税率設定を明確にする
欧州(EU圏) EUR クレカ、PayPal、地域ウォレット VAT対応と国別送料の差異を整理
アジア(日本以外) USD ‍+‍ 一部現地通貨 カード、ローカルウォレット 配送リードタイムと関税表示を明確化

実店舗との連携を考慮したオンライン決済とPOSの組み合わせ方

実店舗とオンラインの売上を分断せずに管理するには、決済方法とPOSの設計を「同じ顧客・同じ在庫・同じ会計」という視点で揃えることが重要です。特にShopifyペイメントをオンライン・実店舗(Shopify POS)で共通利用すると、入金サイクルや手数料の把握が単純になり、月次の照合作業がスムーズになります。一方で、既存のレジや独自の決済端末を使う場合は、どこまでをShopifyに集約し、どこからを外部システムとして割り切るかを事前に決めておく必要があります。

  • オンラインと店頭で同じブランド体験になる決済手段を優先(同一クレジットブランド・同一QR決済など)
  • 在庫の基準はShopifyに一本化し、POS側を「フロント画面」として扱うイメージを持つ
  • 実店舗特有の支払い(現金・商品券・地域クーポンなど)は、Shopify POSの「その他支払い」を活用して記録
  • 外部決済を使う場合は「どの売上がどの決済サービスで立っているか」を会計目線でラベリングしておく
組み合わせパターン 特徴 向いている店舗
Shopifyペイメント + ‌Shopify⁤ POS 入金元がほぼ一本化され、売上・決済の突き合わせが容易 これから実店舗システムを整える小~中規模店
外部決済端末 ⁢+ Shopify POS 既存端末を活かしつつ、販売履歴と在庫管理はShopifyで一元化 既にカード会社や端末契約が固まっている店舗
外部POS + ‍オンラインのみShopify決済 オンラインと実店舗のデータ連携はCSVや定期バッチで補完 レガシーPOSをすぐに切り替えられない多店舗展開

自店舗に合った決済方法の組み合わせパターンと運用時の注意点

決済手段は「できるだけ多く用意すれば良い」というものではなく、ターゲット顧客や商品の単価、運営体制に合わせて組み合わせることが重要です。たとえば、スマホユーザー中心のD2Cブランドであれば、Shopifyペイメント(クレジットカード+Apple⁤ Pay/Google Pay)+コンビニ払い程度に絞り、カート画面をシンプルに保つ方が離脱を防げます。一方、BtoB寄りや高単価商材では、銀行振込や後払いを外部決済サービスで補完するケースもあります。運営側の管理負荷も踏まえ、まずは「メイン2〜3種+サブ1種」くらいの構成から始め、データを見ながら調整していくのが現実的です。

  • 少額〜中価格帯・スマホ比率高め:Shopifyペイメント+ウォレット決済+コンビニ払い
  • 高単価・検討期間が長い商材:Shopifyペイメント+銀行振込+後払い(外部決済)
  • BtoB・法人顧客が中心:クレジットカード+請求書払い(外部決済・オフライン)
  • サブスク型サービス:Shopifyペイメント+対応サブスクアプリ専用の外部決済
組み合わせ例 想定シーン 運用時の注意点
Shopifyペイメント+コンビニ払い 若年層・スマホユーザー中心 未入金キャンセルのフローを明文化し、自動メールを整備
Shopifyペイメント+銀行振込 高価格帯・受注生産商品 入金確認〜発送までのステータス更新ルールを統一
Shopifyペイメント+後払い(外部) 初回購入ハードルを下げたい場合 返品・不払い時の対応範囲を事前に社内共有

運用面では、決済方法ごとに入金タイミング・手数料・キャンセル/返金フローが異なる点に注意が必要です。外部決済を追加する場合、Shopify管理画面と外部管理画面の両方でステータスを確認する手間が増えるため、「どの画面を基準に運用するか」「社内で誰がどこをチェックするか」を明確にしておきます。また、決済手段を増やしすぎると、お客様の選択肢が増える一方で、カート画面が複雑になり離脱要因にもなりえます。実際のアクセス解析や購入データを見ながら、利用されていない決済は思い切って停止し、「よく使われる決済だけを残す」という整理も定期的に行うと、運営負荷と顧客体験のバランスが取りやすくなります。

最後に

本記事では、Shopifyペイメントと外部決済サービスの基本的な仕組みと、それぞれのメリット・注意点について整理しました。

決済方法の選択は、
– 手数料や入金サイクル‌
– 利用できる支払い手段の種類​
– 運営側の管理のしやすさ
– お客様の購入しやすさ ⁤

といった要素に直結します。どれか一つが正解というものではなく、「自店のターゲット」「平均客単価」「販売エリア」「運営体制」などを踏まえ、総合的に判断することが重要です。

もし、どの決済方法を優先すべきか迷う場合は、まずはShopifyペイメントをベースに、必要に応じて外部決済を追加する形で構成し、実際の注文データやお客様からの問い合わせ内容を見ながら、徐々に見直していくのがおすすめです。

決済まわりの設定は一度整えると日常的に触れる機会は多くありませんが、トラブルがあるとお客様の不信感にもつながりやすい領域です。定期的に管理画面や各決済サービスのお知らせを確認し、ルール変更や仕様変更があった場合には、早めに対応しておきましょう。

この記事が、自社ショップにとって適切な決済方法を検討する際の参考になれば幸いです。

×
Ava
AI Chatbot
こんにちは!どんな御用でしょうか?
 
タイトルとURLをコピーしました