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3. **Shopifyストアの開設手順|アカウント作成から公開まで**

3. **Shopifyストアの開設手順|アカウント作成から公開まで** - ECサイト制作

ネットショップを始めたいと思っても、「どこから手を付ければよいのか分からない」「専門的な知識がないと難しそう」と感じる方は少なくありません。Shopifyは、特別なプログラミング知識がなくてもオンラインストアを開設できるサービスですが、初めて触れる場合は、画面や設定項目の多さに戸惑うこともあります。

本記事では、Shopifyのアカウント作成からストアの基本設定、商品登録、デザインの調整、公開までの流れを、はじめての方にも分かりやすいよう段階的に整理して解説します。専門用語の使用は必要最小限にとどめ、実際の操作イメージを持ちながら読み進められる構成としています。

これからShopifyで自社のオンラインストアを立ち上げたい方や、開設作業を任された担当者の方が、迷わず公開まで進められることを目的としています。ここで紹介する基本的な手順を押さえておけば、ストア公開後の運営にもスムーズにつなげることができるはずです。

目次

アカウント作成とプラン選択のポイント

アカウント作成とプラン選択のポイント

まずは、ストア運営の目的と期間を整理してから登録を進めると、後からのプラン変更やコスト調整がスムーズになります。アカウント作成時に迷いがちなポイントは、メールアドレスとストア名、運営者情報の3つです。特にストア名は後から変更できますが、ドメインやブランドイメージに関わるため、次のような観点で候補を絞っておくと管理がしやすくなります。

  • 覚えやすさ:短く、読みやすく、入力ミスが起こりにくい名前
  • 取り扱い商材との関連性:何を扱うストアなのかがイメージしやすい
  • 社内運用のしやすさ:バックオフィス資料や請求書に記載しても違和感がない

プラン選びでは、機能の多さよりも「当面6〜12か月の運用シナリオ」に合っているかどうかを基準にします。たとえば、テスト販売や小規模な単品通販であれば、まずはベーシックプランで十分なケースが多く、月商やスタッフ数が増えてから上位プランに切り替える方が管理が簡単です。検討時は、次のような観点で自社の条件を整理しておくと比較しやすくなります。

  • 月間売上の見込み:数十万円規模か、数百万円規模か
  • 運営人数:1人運営か、複数担当での分業か
  • 必要な機能:複数店舗管理、レポートの詳細度、国際配送の有無 など
項目 ベーシック向き スタンダード以上向き
売上規模 テスト導入〜月商100万円前後 月商100万円以上を想定
運営体制 担当者1〜2名 チーム運営・権限分けが必要
分析ニーズ 基本的な売上確認で十分 詳細なレポートで施策検証を行いたい

ストア基本情報とビジネス設定の進め方

ストア基本情報とビジネス設定の進め方

最初に取り組むべきなのが、ストアの「顔」となる基本情報の整備です。管理画面の「設定」から、ストア名・メールアドレス・所在地・タイムゾーン・通貨を正しく登録しておきましょう。これらは請求書や注文通知メール、フッター表示など多くの場面に反映されるため、法人名義で運営する場合は登記情報と矛盾しない形に揃えておくことが重要です。また、問い合わせ窓口用のメールアドレスと、Shopifyからのシステム通知用メールアドレスを分けておくと、運営上の見落としを防ぎやすくなります。

  • ストア名・法的ビジネス名:請求書や領収書に表示される名称を統一
  • 住所・電話番号:配送ラベル・税計算の基準となる情報
  • タイムゾーン・通貨:セール開始時刻、売上レポートの基準
  • 連絡用メール:顧客対応用と管理用を分けて設定
項目 おすすめ設定例 ポイント
ビジネス区分 法人(株式会社/合同会社) 請求・税務情報と一致させる
主な販売国 日本国内のみ 後から越境対応も変更可能
税設定 税込価格表示を基本 「価格に税を含める」にチェック
営業情報 営業時間・休業日を明記 フッターやストアポリシーに記載

続いて、ビジネスとして欠かせない運営ポリシーと法令対応を整えます。特商法表記、プライバシーポリシー、利用規約、返品ポリシーは、shopifyの自動生成文を叩き台にしつつ、自社の運用実態に合わせて修正するのがおすすめです。たとえば「キャンセル受付の期限」「返送料の負担者」「領収書発行の可否」など、日々の問い合わせにつながりやすいポイントは、あいまいな表現を避けて具体的に記載します。最後に、これらのページをフッターメニューに必ず表示し、ユーザーがいつでも確認できる状態を保つことで、トラブル防止と信頼性向上の土台が整います。

デザインテーマの選び方とブランドに合わせた初期カスタマイズ

最初に確認したいのは、「誰に・何を・どのような印象で」届けたいのかという点です。テーマを探す前に、ブランドの軸を整理しておくと、選択基準がぶれにくくなります。例えば、

  • ターゲット顧客:年齢層・性別・ライフスタイル(例:忙しいビジネスパーソン向け、子育て世代向け)
  • 商品特性:単価・点数の多さ・写真映えのしやすさ(例:1商品を深く見せたいのか、多数の商品を一覧で見せたいのか)
  • ブランドイメージ:シンプル/高級感/カジュアル/ナチュラルなど、目指す雰囲気

これらを紙に書き出したうえで、テーマストアでプレビューを確認すると、「見た目が好みだから」ではなく「ブランドに合っていて運用しやすいか」で判断しやすくなります。

テーマを選んだら、公開前に最低限のデザイン調整を行います。ここでは専門的なデザイン作業ではなく、「ブランドとして違和感がない状態」に整えることを優先します。

  • カラー:ブランドロゴや既存のサイト・名刺などで使っている色を基準に、メインカラーとアクセントカラーを2〜3色に絞る
  • フォント:読みやすさを優先し、日本語部分は標準フォントを使用しつつ、見出しだけ英字フォントを変えるなど最小限の工夫に留める
  • ロゴとファビコン:ヘッダーのロゴ表示サイズを調整し、ブラウザタブに表示される小さなアイコン(ファビコン)も設定しておく
  • トップページ構成:ヒーローバナー・おすすめ商品・カテゴリ一覧など、優先的に見せたい順番にセクションを並び替える
設定項目 目的 おすすめ方針
カラー 世界観の統一 メイン1色+アクセント1〜2色に制限
フォント 読みやすさ 本文は標準、日本語崩しすぎない
画像 信頼感の担保 サイズを揃え、暗すぎる写真は避ける
セクション構成 導線設計 「何をしている店か」が3秒で伝わる配置

最後に、ブランドとテーマの相性を確認するために、スマートフォン表示での見え方も必ずチェックします。特に、

  • ボタンの大きさ:指で押しやすいサイズか、誤タップが起きにくい間隔か
  • テキスト量:商品タイトルや説明文が長すぎて折り返しが多くなっていないか
  • 画像トリミング:縦長・横長の画像がスマホ表示で不自然に切れていないか
  • ファーストビュー:画面を開いた瞬間に、「どんなブランドか」「何を扱っているか」が一目で分かるか

ここまで整えたうえで、実際の顧客に近い社内メンバーや知人にスマホで触ってもらい、「最初にどこを押したくなるか」「迷った箇所はどこか」を聞くと、ブランドに合った改善ポイントを初期段階から把握しやすくなります。

商品登録とコレクション設定の具体的手順

まずは、商品登録画面で「商品タイトル」「説明文」「メディア(画像)」を順番に設定します。説明文は長文でなくても構いませんが、サイズや素材、利用シーンなどの基本情報は入れておくと、後の問い合わせ削減につながります。画像は、正面・斜め・ディテールなど複数パターンを登録しておくと、スマホ画面でも商品イメージが伝わりやすくなります。価格と在庫数を入力したら、SKU(商品管理番号)を社内の管理ルールに合わせて設定しておくと、後から在庫や売上の集計がしやすくなります。

  • タイトル:お客様が検索しやすい名前(ブランド名+商品名+特徴)
  • 説明文:箇条書きを交え、仕様や注意点を簡潔に記載
  • 画像:白背景を基本に、複数の角度・使用イメージを用意
  • 価格・在庫:実際の販売価格と在庫数を正確に入力
  • SKU:社内で一貫性のあるルール(例:カテゴリ+番号)を採用

次に、商品を整理するためのコレクション(カテゴリー)を作成します。コレクションは、手動自動の2種類があり、商品数が増える場合は自動コレクションを基本にすると運用が安定します。たとえば「価格」「タグ」「商品タイプ」などの条件を使い、あらかじめルールを決めておきます。以下のような組み合わせにしておくと、商品追加時に自動で振り分けられ、日常運用の手間を減らすことができます。

コレクション例 主な条件 運用ポイント
新商品 タグが「new」 公開時にタグを付ける運用を徹底
セール 比較価格 > 販売価格 割引設定と連動して自動反映
カテゴリ別 商品タイプが「Tシャツ」など タイプ名を統一して入力

最後に、商品ページとコレクションページのつながりを確認します。個別の商品登録画面では、「商品をコレクションに追加」という項目から、必要に応じて手動でコレクションを指定できます。また、タグを使って「色別」「用途別」で横断的なグループを作ると、ナビゲーションメニューやトップページの特集枠にも利用しやすくなります。メニュー構成と照らし合わせながら、次のような粒度で整理しておくと、お客様が迷わず目的の商品にたどり着きやすくなります。

  • 大カテゴリ:メインメニューに表示(例:メンズ⁣ / レディース / ​キッズ)
  • 中カテゴリ:コレクションで整理(例:アウター /⁣ トップス / ボトムス)
  • 横断カテゴリ:タグで管理(例:ギフト向け ⁤/ 通年アイテム ‌/ 期間限定)

支払い方法と配送設定で押さえるべき重要項目

支払い方法と配送設定で押さえるべき重要項目

まず、支払い方法の設定では「お客様がどの手段を選びやすいか」と「自店の入金管理のしやすさ」を両立させることが重要です。Shopifyペイメントや各種クレジットカードに加え、コンビニ決済あと払いなど、日本の購買行動に合った手段をバランスよく用意します。そのうえで、決済ごとの手数料と入金サイクルを把握し、利益計算やキャッシュフローに影響が出ないようにしておきましょう。また、不正利用対策(3Dセキュア、AVS など)を有効にすることで、トラブル発生時の対応コストを抑えられます。

  • クレジットカード:最も利用率が高く、基本として必ず用意する
  • コンビニ決済:カードを持たない層へアプローチ可能
  • ウォレット決済(PayPay 等):スマホ中心のユーザーとの相性が良い
  • 銀行振込:BtoB や高額商品のニーズに対応
決済手段 向いているケース 注意ポイント
Shopifyペイメント クレカ中心の一般的なEC 手数料と振込サイクルを事前に確認
コンビニ決済 若年層・カード未保有者向け 入金前キャンセルの管理が必要
代金引換 信頼性を重視する顧客 受取拒否時のコストリスク

配送に関しては、「送料のわかりやすさ」と「出荷オペレーションの現実性」を最優先に考えます。送料無料ラインを設定する場合は、平均注文単価と粗利率を基準に金額を決め、むやみにハードルを下げすぎないようにします。地域別送料サイズ別送料を導入する際は、社内の出荷担当者が迷わず選択できるように、ラベル名や説明文を具体的にしておくと運用が安定します。さらに、出荷までに必要な日数の目安を商品ページと通知メールの両方で統一して案内することで、「いつ届くのか」という問い合わせを大幅に減らせます。

ドメイン設定とストア公開前の表示確認チェック

ストアURLを決める際は、ブランディングだけでなく、運用面も意識します。Shopify契約時に付与される xxxxx.myshopify.com は管理用として残し、実際にお客様に案内するのは独自ドメインに統一するのが基本です。DNS設定はドメイン側(お名前.comなど)で行い、Shopify管理画面の「ドメイン>接続を確認」で反映状況をチェックします。反映には数時間かかることもあるため、公開直前ではなく余裕を持って設定しておくと安全です。

  • 独自ドメインの入力ミスがないか(.com / .jp など)
  • wwwあり・なしのどちらを正規URLにするかを決めておく
  • 常時SSL(https)が有効化されているかを確認する
  • 管理画面「オンラインストア > 一般設定」でストアURLの表記ゆれがないか確認する
確認項目 チェック方法 補足
パスワード保護 「オンラインストア​ > 環境設定」で公開前はONのままにする テスト中の誤公開を防止
表示崩れ PC/スマホ実機でトップ・商品・カートを閲覧 テーマ変更後は必ず再確認
リンク切れ ナビメニューとフッターメニューを一通りクリック 404ページ表示がないか確認
言語・通貨 「設定 > 言語」「マーケット」で日本向け設定を再確認 日本円表示・日本語表記が揃っているか

公開前には、実際のお客様と同じ動線で「サイトに訪問⁢ → 商品閲覧 → カート投入⁣ → 決済直前」までの流れをテストし、違和感のある文言やステップを洗い出します。また、ストアパスワードを一時的に共有し、社内メンバーにスマホ中心で見てもらうと、画像サイズやテキスト量などのバランスが客観的に確認できます。最終的には、見た目だけでなく「迷わず購入まで進めるか」を基準に、必要最低限の修正を済ませてからパスワード保護を解除し、公開に進みます。

公開前チェックリストと運用開始後の初期設定見直し

ストアを公開する前に、まずは「お客様目線」での最終確認が重要です。テーマのプレビューだけで判断せず、テスト用の割引コードやテスト商品を使って実際にカート投入から決済直前まで操作し、想定どおりに遷移するかを確認します。あわせて、スマートフォンでの表示チェックも必須です。レイアウト崩れや文字の読みにくさ、ボタンの押しにくさは、PC画面では気づきにくいポイントです。

  • 商品ページ:画像サイズ・説明文・バリエーション選択・在庫表示
  • 決済・配送:支払い方法の選択肢、送料ルール、配送先入力フォーム
  • 情報ページ:特商法表記・プライバシーポリシー・返品ポリシー・お問い合わせフォーム
  • メール通知:注文確認メールや発送完了メールの文面と差出人名・返信先アドレス
項目 公開前チェック 公開後1〜2週間で見直す点
送料設定 地域別・金額別のルールに漏れがないか 実際の注文データを見て赤字になっていないか
支払い方法 主要な決済手段が有効化されているか 利用率の低い手段を整理するか検討
メールテンプレート 誤字脱字、必要な連絡先・案内の有無 よくある問い合わせを踏まえ追記・修正
アプリ 不要なアプリが残っていないか動作確認 パフォーマンスや費用対効果を評価

運用開始後は、一度決めた設定を固定せず、実際のアクセス・注文・問い合わせの内容をもとに見直すことが重要です。特に、送料・決済手数料・クーポン運用・在庫設定は、予想と現実のギャップが出やすい部分です。公開から1〜2週間経過した段階で、以下のような観点で初期設定を再点検すると、無理のない運用に近づけられます。

  • 送料・手数料:利益を圧迫していないか、カート離脱の原因になっていないか
  • 商品登録:よく売れている商品の説明や画像を優先的にブラッシュアップ
  • ナビゲーション:ユーザーが迷いやすいページをアクセス解析から特定し、メニューやコレクションを調整
  • ポリシー類:実際の問い合わせ内容を反映し、返品条件や問い合わせ導線を明確化

まとめ

本記事では、アカウント作成からストアの基本設定、テーマの選択、商品登録、公開準備までの流れを一通りご紹介しました。初めての方にとっては、やや作業が多く感じられたかもしれませんが、各ステップを一つひとつ確実に進めていけば、特別な専門知識がなくてもストア公開まで到達できます。

実際の運用では、今回ご説明した初期設定に加えて、今後も商品情報の更新や在庫管理、デザインの調整、送料・税率の見直しなど、継続的なメンテナンスが必要になります。まずは基本的な設定を整えたうえで、小さく公開し、運営しながら少しずつ改善していく進め方がおすすめです。

わからない点が出てきた場合は、Shopifyのヘルプセンターやサポート、各種ドキュメントを併せて活用しながら、無理のないペースで運用を続けてみてください。今回の手順が、Shopifyストア開設の全体像をつかむ一助となれば幸いです。

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Ava
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