主に、カスタムアプリを持つ店と、それを作る開発者向けの話です。
カスタムアプリの動きを、数字とログで見られるようになりました
Developer Dashboard で、カスタムアプリの動きを数字とログで見られるようになりました。
掲載は2026年9月25日、Shopify の Changelog。
出典: Shopify Changelog「Filterable logs and health metrics for custom apps are now in the Developer Dashboard」2026年9月25日
https://changelog.shopify.com/posts/filterable-logs-and-health-metrics-for-custom-apps-are-now-in-the-developer-dashboard
同じ日、開発者向けの shopify.dev にも Dev Dashboard の案内が出ています。
出典: Shopify developer changelog「The new Dev Dashboard: your command center for building」2026年9月25日
https://shopify.dev/changelog/blog/the-new-dev-dashboard
主は前者の店向けの1本。
後者は後半で扱います。
見えるのは、設定ではなく動きです
公式は、変化を1文で書いています。
The Developer Dashboard shows how your custom apps perform, not only how they are set up.
(Developer Dashboard は、カスタムアプリがどう設定されているかだけでなく、どう動いているかを示します)
対象はカスタムアプリ。
見られる数字は4つです
カスタムアプリを開くと、4つの数字が出ます。
Open any custom app to see its API request volume, error rates, webhook delivery health, and embedded admin page load speed.
(どのカスタムアプリでも、開くと API 要求の量、エラー率、Webhook の配信の健全性、管理画面に埋め込んだページの読み込み速度が見られます)
- API 要求の量
- エラー率
- Webhook の配信の健全性
- 管理画面に埋め込んだページの読み込み速度
測定ごとに、基準があります
良し悪しは、測定ごとの基準で見分けます。
Each measurement has a clear threshold, so you can tell good from bad at a glance.
(測定ごとにはっきりした基準があり、良いか悪いかがひと目で分かります)
基準の具体的な値は、原文に載っていません。
ログは、1本の流れで絞り込めます
API 要求と Webhook の配信、アプリのイベントが、1本の流れにまとまります。
A single filterable stream holds every API request, webhook delivery, and app event, so you can find the cause when an app stops working.
(絞り込める1本の流れに、すべての API 要求・Webhook の配信・アプリのイベントが入ります。アプリが動かなくなったときに、原因を探せます)
- 入るもの — API 要求、Webhook の配信、アプリのイベント
- 使い道 — アプリが動かなくなったときの原因探し
対応が要るものは、ホームページに出ます
新しいホームページに、全アプリの「対応が要るもの」が出ます。
A new home page shows what needs your attention across all of your apps.
(新しいホームページは、すべてのアプリについて、対応が要るものを示します)
作った制作会社・開発者も、同じデータを見ます
カスタムアプリを作る側にも、同じデータが出ます。
Agencies and developers who build your custom apps see the same data.
(カスタムアプリを作る制作会社や開発者も、同じデータを見ます)
- 見る人 — 店、カスタムアプリを作る制作会社・開発者
- 見るもの — 同じデータ
入口として案内されているのは dev.shopify.com/dashboard。
Explore the new experience at dev.shopify.com/dashboard.
(新しい画面は dev.shopify.com/dashboard で見られます)
開発者側の Dev Dashboard も、新しくなりました
ここからは従の1本で、開発者側の画面の話。
ホームの狙いを、公式はこう書いています。
The new Dev Dashboard Home helps you answer two questions as soon as you sign in: how’s my business doing, and what needs my attention? So you can find out about app problems before a merchant tells you.
(新しい Dev Dashboard のホームは、サインインしてすぐ2つの問いに答えます。事業はうまくいっているか、何に対応が要るか。店から言われる前に、アプリの問題を知るためです)
従が挙げる画面は、次のとおり。
- ホーム — 売上 Revenue、事業の状態 Business status、developer changelog
- アプリ一覧 — アプリごとの売上・インストール数・配布の状態・有効なアラート
- アプリの詳細 — API 要求の量とエラー率、API ごとのログ、店の管理画面でのアプリの動き
- ストア一覧 — クライアントのストア・開発ストア・コラボレーターのストアを1つの一覧に
- ログ — アプリを入れた全ストアの API 要求・Webhook の配信・アプリのイベント
ここに並ぶ売上やアプリ一覧は、開発者側の画面の項目です。
店が見る画面の項目として、主には出てきません。
エラー率の読み方も、従に説明があります。
An error rate on its own is hard to read, so each chart plots the rate against the volume underneath it. A 50% error rate across four calls is noise, but the same rate across forty thousand is an incident.
(エラー率はそれだけでは読みにくいため、各グラフは率をその下の量と並べて描きます。4回の呼び出しで50%のエラー率はノイズですが、4万回で同じ率なら障害です)
この例えは、Shopify の説明そのもの。
ログの保存期間も、従に載っています。
Logs are kept for 30 days, and one filtered window covers up to 7 days, so step through a longer period in a few windows.
(ログは30日間保存され、1回の絞り込みの範囲は最大7日です。長い期間は、何回かに分けて見ます)
これは開発者側の Logs ページの説明です。
従の後半は、これから来る機能の予定。
本記事では扱いません。
🔴 公式に書かれていないこと
- 店主が Developer Dashboard に入れるかは書かれていません
- 入るのに要る権限は書かれていません
- 使えるプランの条件と、追加の費用は書かれていません
- 画面を日本語で使えるかは書かれていません
- アプリストアで入れた公開アプリについては書かれていません。主の対象はカスタムアプリだけです
- 測定ごとの基準の具体的な値は書かれていません
- 主の画面でのログの保存期間は書かれていません。30日と7日は、従の開発者側の Logs ページの説明です
- 主の Developer Dashboard と従の Dev Dashboard が同じものかは書かれていません。どちらも dev.shopify.com/dashboard を案内しています
- 日本のストアでいつから使えるかは書かれていません
- 不具合が減るか、アプリが速くなるかは書かれていません。主が言うのは、見られるようになったことまでです
- 🔴 本記事は Developer Dashboard を開いて確かめていません。上の記載が無いことをもって「使える」とも「使えない」とも書きません
店と開発者がやること
- カスタムアプリを持つ店は、どのアプリがカスタムアプリかを書き出す
- 作った制作会社・開発者と、ホームページの「対応が要るもの」を誰が見るかを決めておく
- 開発者は、アプリごとのエラー率と API 要求の量を並べて見る
- アプリが動かなくなったときは、API 要求・Webhook の配信・アプリのイベントの流れを絞り込んで原因を探す
- 店は、Developer Dashboard に自分で入れるかを、作った制作会社・開発者に聞いておく
🔵 上の手順はキクシル編集部の整理で、公式の記載ではありません。
出典
- Shopify Changelog「Filterable logs and health metrics for custom apps are now in the Developer Dashboard」2026年9月25日
https://changelog.shopify.com/posts/filterable-logs-and-health-metrics-for-custom-apps-are-now-in-the-developer-dashboard - Shopify developer changelog「The new Dev Dashboard: your command center for building」2026年9月25日
https://shopify.dev/changelog/blog/the-new-dev-dashboard
上記の Shopify 公式の情報だけを一次情報として使っています。
次の事項は「未確認」として扱い、推測で補っていません。
- 店主のアクセスと権限
- プランの条件と費用
- 日本語の表示と、日本のストアでの提供時期
- 公開アプリの扱い
- 基準の値と、主の画面でのログの保存期間
- Developer Dashboard と Dev Dashboard の関係

