ネットショップを運営していると、「広告費をこれ以上増やせない」「検索からもっと自然にお客さまを集客したい」という場面が必ず訪れます。そこで重要になるのが、検索エンジンからの流入を増やすための「SEO対策」です。
ただし、SEOというと専門用語が多く、特別な知識や開発スキルが必要だと感じている方も少なくありません。とくにShopifyでは、テーマ設定やアプリ、コンテンツの作り方など、どこから手を付ければよいか分かりにくいのが実情です。
本記事「ShopifyのSEO対策【2026年完全版】検索順位を上げる内部施策チェックリスト」では、Shopifyストア運営者の方が、自社で取り組める「内部施策(オンページSEO)」に絞って解説します。コード編集が必要な箇所は最小限にとどめ、ショップオーナーや担当者レベルで実行できる内容を中心に整理しました。
記事の構成は、チェックリスト形式です。上から順番に確認していくだけで、
– どの設定ができていて
– どこに改善の余地があり
– 次に何から着手すべきか
が一目で分かるようになっています。
2026年時点の検索エンジンの動向も踏まえ、基本から最新のポイントまでを網羅していますので、「まずは自分でできる範囲のSEO対策を固めたい」という方は、ストアの画面を開きながら一つずつチェックしてみてください。
目次
- Shopifyストア構造の最適化 カテゴリ設計とパンくずリストでクロールしやすくする方法
- 商品ページのSEO基本設定 タイトル メタディスクリプション URLスラッグの実践ポイント
- 重複コンテンツ対策 コレクションと商品ページの正しい使い分けとnoindex設定
- 画像SEOの基本 代替テキスト alt とファイル名で検索に強い商品画像を作る
- 内部リンク戦略 関連商品とブログ記事を活用して回遊率と評価を高める
- Shopify専用アプリの賢い使い方 テーマとアプリの干渉を避けながらSEOを強化する
- モバイル表示と表示速度の改善 テーマ設定と画像圧縮で離脱率を下げる
- 構造化データとリッチリザルト Shopifyで商品スキーマを整える手順
- Wrapping Up
Shopifyストア構造の最適化 カテゴリ設計とパンくずリストでクロールしやすくする方法
まず意識したいのは、Googleに「このストアは何を扱っているか」を一目で伝えるためのカテゴリ構造です。Shopifyではコレクションがカテゴリの役割を担うため、思いついた順にコレクションを増やすのではなく、上位から下位へと階層を整理しておくことが重要です。例えば、アパレルなら「メインカテゴリ(メンズ/レディース)」→「アイテム種別(シャツ/パンツ)」→「用途・特徴(ビジネス/カジュアル/大きいサイズ)」といった3階層程度に収めると、ユーザーにも検索エンジンにも理解されやすくなります。
- コレクション名はシンプルかつ商品を表す語で統一(例:「シャツ」ではなく「メンズシャツ」など)
- タグで細かい条件を補助(色・サイズ・素材など)し、無理に階層を深くしない
- コレクション説明文でキーワードと特徴を簡潔に記述し、SEOとユーザビリティの両方を意識する
- ナビゲーションメニューと階層構造を一致させ、どのページからも主要カテゴリへ2〜3クリックで戻れるようにする
次に重要なのが、ユーザーとクローラー双方の「現在地」を示すパンくずリストです。Shopifyのテーマ設定やliquidを使って、商品ページやコレクションページの上部に配置し、上位階層へ段階的に戻れる導線を用意します。パンくずテキストには実際のカテゴリ名を使い、マークアップでは可能であれば構造化データ(BreadcrumbList)にも対応しておくと、検索結果上での表示にも良い影響が期待できます。
| 要素 | 良い例 | ポイント |
|---|---|---|
| URL構造 | /collections/mens-shirts | カテゴリ名と一致させて意味のある英単語を使用 |
| パンくず | ホーム > メンズ > シャツ | 階層が1ステップずつ上に戻れるシンプルな構造 |
| ナビゲーション | メインメニューに上位カテゴリのみ | 下位はドロップダウンで整理し、メニューを増やしすぎない |

商品ページのSEO基本設定 タイトル メタディスクリプション URLスラッグの実践ポイント
商品ページの基本設定で最優先すべきは、検索結果に直接表示されるタイトルとメタディスクリプションです。タイトルは「【商品名】+【主要キーワード】+【差別化要素(特徴・用途など))」の構成を意識し、約28〜32文字前後を目安にまとめます。メタディスクリプションは、検索ユーザーに「この商品ページを開く理由」を端的に伝えるテキストです。80〜120文字程度で、以下を1つの文章に自然に盛り込みます。
- 誰向けの商品か(ターゲット)
- どんな悩み・ニーズに応えるか
- 商品の一番の強み(素材・機能・デザインなど)
- 行動を促す一言(例:「詳しいサイズ表は商品ページで確認できます」)
| 項目 | 推奨の文字数 | 実践のポイント |
| タイトル | 28〜32文字 | 主要キーワードをできるだけ前半に入れる |
| メタディスクリプション | 80〜120文字 | 1商品につき1つの「ベネフィット」を明確にする |
| URLスラッグ | 英単語3〜5個程度 | 短くシンプルに、半角英数字とハイフンのみ |
URLスラッグは、Shopifyの「検索エンジンでのプレビュー」から編集できます。ここでは自動生成される日本語やランダムな数字を避け、半角英数字+ハイフンでシンプルにまとめることが重要です。推奨パターンは「カテゴリ-メインキーワード-特徴」のような構成で、たとえば“tshirt-organic-cotton”や“mug-ceramic-300ml”のように、見ただけで商品がイメージできる形にします。変更する際は、公開後のURLを頻繁に変えないこと、やむを得ず変える場合はリダイレクト設定を行うことを習慣化すると、長期的な評価を崩さずに済みます。
- 日本語URLを避ける:コピーペースト時に文字化けしやすく、共有もしづらい
- 「/products/」以降のみを編集:Shopifyが自動付与する前半部分はそのままにする
- 数字だけのスラッグにしない:後から見ても何の商品か分からず、運用面で不便

重複コンテンツ対策 コレクションと商品ページの正しい使い分けとnoindex設定
Shopifyでは、同じ商品がコレクション一覧と商品詳細ページの両方に表示されるため、検索エンジンから「重複コンテンツ」と判定されやすい構造になりがちです。基本方針としては「検索で評価させたいページを1つに決める」ことが重要です。多くのショップでは、キーワードを狙うのはコレクションページ、購入行動を完結させるのは商品ページという役割分担が分かりやすく機能します。例えば、カテゴリのコレクションページに説明文や比較情報をまとめ、個々の商品ページは購入に必要な最低限の情報に集中させると、構造が整理され、内部リンクも張りやすくなります。
- コレクションページ:カテゴリ・テーマキーワードの獲得、比較・一覧性の提供
- 商品ページ:指名検索・リピーター向け、購入直結の情報提供
- ブログ・LP:ストーリー性やキャンペーン情報の補足
| ページ種別 | SEOで優先するか | noindexの目安 |
|---|---|---|
| 主要コレクション | 優先 | 基本はindex |
| 絞り込み条件付きURL ?filter= や sort= など |
優先しない | noindex推奨 |
| 在庫切れ商品が長期固定化 | 優先しない | noindex検討 |
| 色違い・サイズ違いで中身がほぼ同じ商品ページ | 親商品に集約 | 重複分はnoindexも選択肢 |
noindexは「ページを削除する」のではなく、「検索結果には出さないが、サイト内の導線としては使う」という考え方で運用します。Shopifyテーマの内に条件分岐を入れる形で、例えば「絞り込みURL」「タグで自動生成される細かいコレクション」「ほぼ同じ内容の派生商品ページ」などを対象とするのが現実的です。実務では、次のような流れで整理すると、迷いが少なくなります。
- ステップ1:検索で上位表示させたい「軸」のコレクションを決める
- ステップ2:そのコレクションから商品ページへ内部リンクを整理する
- ステップ3:絞り込みURLや重複度の高い商品ページは、テンプレート側でnoindexを設定
- ステップ4:サーチコンソールでインデックス状況を確認し、必要に応じて対象ページを見直す

画像SEOの基本 代替テキスト alt とファイル名で検索に強い商品画像を作る
商品画像を検索に強くするための第一歩は、画像の「意味」を検索エンジンに正しく伝えることです。特に意識したいのが alt属性(代替テキスト) と ファイル名 です。alt属性は、画像が表示されない場合やスクリーンリーダーで読み上げられるテキストであり、Google もここを参考にして画像の内容を理解します。単に「画像1」や「商品」ではなく、ユーザーが検索しそうな言葉を含めつつ、画像をそのまま説明する日本語の文章にします。
- 良い例:
alt="レディース黒スキニーデニムパンツ ハイウエスト 前面" - 悪い例:
alt="商品画像1"/alt="デニム デニム デニム 安い セール"(キーワード詰め込み)
| 画像シーン | おすすめのaltテキスト | NGな書き方 |
|---|---|---|
| 商品単体 | 商品名+色+特徴(例:軽量・防水など) | 「メイン画像」「IMG_001」 |
| 着用イメージ | 商品名+使用シーン(例:通勤・アウトドア) | 「イメージ写真」「モデル」 |
| ディテール | 商品名+部位名(例:ファスナー部分・裏地) | 「ズーム」「詳細1」 |
ファイル名も、Shopify にアップロードする前に必ず整えておきます。英数字+ハイフンを基本に、画像の内容が分かる短い説明にします。日本語ファイル名や自動で付与されたカメラ名のまま(DSC0001.jpg など)アップロードすると、画像検索での評価に結び付きにくくなります。私が運用するストアでは、以下のようなルールに統一することで管理もしやすくなりました。
- 推奨パターン:
カテゴリ-商品名-属性-連番.jpg例:
womens-sneaker-white-01.jpg/mug-ceramic-blue-02.jpg - 避けたいパターン:
IMG_1234.jpg / 新商品マグカップかわいい★★.jpg
| 目的 | ファイル名のポイント | 補足 |
|---|---|---|
| 検索に強くする | 商品名・色・型番などを1~3語で | 詰め込みすぎない |
| 運用しやすくする | 命名ルールを全商品で統一 | 社内マニュアルに明記 |
| Shopify管理画面で探しやすく | カテゴリ名を先頭につける | カテゴリ別でソートしやすい |
実際の運用では、商品登録フローの中に「画像のaltとファイル名を整える」ステップを組み込んでおくと抜け漏れが減ります。特にバリエーションが多い商品は、色・サイズごとに alt を微調整することで、ロングテール検索(例:「ネイビー L ジャケット」など)からの流入が増えやすくなります。一度に全商品を見直すのは負担が大きいので、新規商品は必ずルール適用、既存商品は売れ筋から順次改善といった優先順位を付けて進めると、日常の運営の中でも現実的に続けやすくなります。

内部リンク戦略 関連商品とブログ記事を活用して回遊率と評価を高める
商品ページとブログ記事のあいだに計画的なリンク網を作ることで、ユーザーの回遊率と検索エンジンからの評価を同時に高められます。ポイントは「なんとなく関連していそう」ではなく、「次に知りたくなる情報・欲しくなる商品」だけを厳選してつなぐことです。たとえば、コーディネート記事から使用アイテムの商品ページへ、商品ページからは使い方や比較記事へと、ユーザーの行動ストーリーに沿ったリンク設計を意識します。
ShopifyのSEO対策【2026年完全版】検索順位を上げる内部施策チェックリスト
Shopify SEOの重要性
SEO(検索エンジン最適化)は、Shopifyストアの成功に欠かせない要素です。適切なSEO対策を行うことで、検索結果での露出を向上させ、より多くの訪問者を獲得できます。
SEOの利点
- トラフィックの増加
- コンバージョン率の向上
- ブランディングの強化
- 投資対効果の最大化
内部施策チェックリスト
| 施策 | 重要性 | 実施方法 |
|---|---|---|
| キーワードリサーチ | ★★★★★ | Googleキーワードプランナーを使用する |
| ページタイトルの最適化 | ★★★★☆ | 関連キーワードを含める |
| メタディスクリプションの作成 | ★★★★☆ | 商品やサービスの簡潔な情報を含める |
| ヘッダーの使用 | ★★★★★ | H1, H2, H3タグを構造的に使用 |
| 画像の最適化 | ★★★★☆ | alt属性にキーワードを入れる |
| 内部リンクの設置 | ★★★★★ | 関連する商品ページやブログ記事をリンク |
| モバイルフレンドリー | ★★★★★ | レスポンシブデザインを採用 |
| ページ速度の改善 | ★★★★☆ | 画像圧縮やキャッシュの活用 |
キーワードリサーチの実施
キーワードリサーチはSEO対策の第一歩です。関連するキーワードを見つけるために、以下のツールを活用しましょう:
- Googleキーワードプランナー
- Ahrefs
- Moz
- Ubersuggest
ターゲットキーワードが決まれば、それをもとにコンテンツを作成します。
ページタイトルとメタディスクリプションの最適化
ページタイトルやメタディスクリプションは、ユーザーが検索結果で最初に目にする部分です。各ページに適切なキーワードを入れつつ、魅力的な文言を心がけましょう。
例:
- タイトル:高品質な手作りアクセサリー – あなたの個性を引き立てる
- メタディスクリプション:ユニークでスタイリッシュな手作りアクセサリーを取り揃えました。今すぐご覧ください!
ヘッダーの適切な使用
コンテンツの構造を明確にするために、H1、H2、H3タグを使い分けます。H1はページの主題、H2はセクションの見出し、H3はサブセクションの見出しに使用します。
画像の最適化
Shopifyストアでは高画質の画像が重要ですが、同時にページ速度にも影響します。以下の方法で画像を最適化しましょう:
- 画像のサイズを圧縮する
- alt属性に関連キーワードを追加する
内部リンクの活用
内部リンクは、ユーザーが関連するコンテンツを見つけやすくするための重要な手段です。ストア内の他の商品やブログ記事へのリンクを積極的に設置しましょう。
モバイルフレンドリーなデザイン
モバイルユーザーの増加に伴い、レスポンシブデザインが求められます。Shopifyのテーマ選びでは、モバイルフレンドリーなものを選ぶことが重要です。
ページ速度の向上
サイトの速度はSEOにも影響します。ページ速度を向上させるための施策は以下の通りです:
- 画像の圧縮
- 不要なアプリの削除
- キャッシュの活用
実践的なSEO施策の次のステップ
これらの内部施策を実行した後は、定期的にSEOの成果をチェックすることが重要です。GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールを利用し、効果を分析していきましょう。
ケーススタディ:成功事例
あるshopifyストアでは、上記の施策を半年間実施した結果、オーガニックトラフィックが40%増加し、月の売上が30%上昇しました。特に、ページタイトルとメタディスクリプションの最適化が効果を発揮したと報告されています。
ユーザーの第一手経験
ある経営者は「SEOに取り組むことで、ただ単に売上が上がるだけでなく、顧客との信頼関係も築けた」と語っています。SEOは短期的な効果だけでなく、長期的なビジネスの健全性にも貢献します。
- 商品ページ → 関連ブログ記事:「サイズ感の解説」「素材の比較」「お手入れ方法」など、購入前の不安を解消する記事へリンク
- ブログ記事 → 関連商品:記事中で紹介したアイテムや、その上位モデル・セット商品へリンク
- カテゴリページ → まとめ記事:「初めての方向けガイド」「人気ランキング記事」へのリンクで回遊の起点を作る
- ブログ記事同士:入門記事から詳細な解説記事、比較記事へと段階的にリンクし、滞在時間を伸ばす
| 設置場所 | おすすめ内部リンク | 目的 |
|---|---|---|
| 商品ページ 下部 | 関連ブログ記事一覧 (使い方・レビュー・比較) |
不安解消と購入後のイメージ強化 |
| ブログ記事 本文中 | テキストリンク + 商品カード (「詳しく見る」ボタン) |
自然な商品訴求とCV導線の確保 |
| ブログ記事 末尾 | 関連記事3〜5件 (同テーマ・別切り口) |
回遊率・ページ/セッションの向上 |
| グローバルナビ配下 | 「読み物」用ハブページ (カテゴリ別に記事を整理) |
情報の探しやすさとサイト構造の明確化 |
Shopify専用アプリの賢い使い方 テーマとアプリの干渉を避けながらSEOを強化する
Shopifyアプリは「入れた数=効果」ではなく、「役割の整理」と「テーマとの相性」が鍵です。SEOの観点では、まず何をアプリで行い、何をテーマ設定で完結させるかを切り分けましょう。たとえば、パンくずリストや構造化データ、OGPタグなどは、テーマで十分にまかなえることが多く、同じ機能を持つアプリを併用するとコードの重複や表示崩れを招きます。導入前に以下を確認しておくと、干渉リスクを抑えながらSEOを底上げできます。
- 既存テーマが提供しているSEO関連機能(メタタグ、構造化データ、OGPなど)を棚卸しする
- 同じ目的を持つアプリを複数入れていないか定期的にチェックする
- アプリ導入前に「何を改善したいのか」を1〜2点に絞り、役割を明確化する
| 目的 | テーマで対応 | アプリで対応 |
|---|---|---|
| タイトル・ディスクリプション最適化 | テーマ設定・商品編集画面で調整 | 基本的には不要 |
| 画像の自動圧縮・ALT補完 | 一部テーマのみ対応 | 画像最適化アプリが有効 |
| ブログの内部リンク強化 | 手動でリンク設置 | 関連記事・自動リンク系アプリが有効 |
アプリとテーマの干渉を避けるうえで重要なのは、「見た目の変化」だけでなく「コードの変化」にも意識を向けることです。アプリを追加・削除した直後は、以下のような観点で軽くチェックしておくと、SEOへの悪影響を早期に防げます。
- 商品ページの読み込み速度が極端に遅くなっていないか(体感でOK)
- ページ下部に不要なテキストブロックや重複したレビュー表示が出ていないか
- 検索結果のタイトルやディスクリプションが、意図しない文言に書き換わっていないか
また、SEO目的でアプリを導入する際は、「検索エンジンが読む情報が増えるか」「ユーザーの行動が改善するか」のどちらかに貢献しているかを基準にすると判断しやすくなります。たとえば、スキーママークアップを自動付与するアプリや、レビューを構造化データとして出力するアプリは、検索結果での表示リッチ化につながります。一方で、ポップアップやクーポン表示など、視覚的な機能だけを追加するアプリが増えすぎると、ページが重くなり離脱率が上がり、結果としてSEOにマイナスになることもあります。
- 検索エンジン向け:構造化データ、サイトマップ、画像最適化などの自動化アプリを最小限に採用
- ユーザー行動向け:レビュー表示、FAQアコーディオン、関連商品表示など、回遊性を高めるアプリを厳選
- 見直しのタイミング:3〜6か月に一度、不要になったアプリを整理しテーマ側で置き換え可能か検討

モバイル表示と表示速度の改善 テーマ設定と画像圧縮で離脱率を下げる
スマホからのアクセスが7〜8割を占めるショップでは、まずテーマ側で無駄な要素を削ることが重要です。管理画面の「オンラインストア > テーマ > カスタマイズ」から、モバイル表示で確認しながら折りたたみセクションやアコーディオンを活用し、テキスト量の多い部分を整理します。また、ヒーローバナーをスライダーにしない、動画の自動再生をオフにするなど、「動きのあるブロック」を減らすだけでも初期読み込みが軽くなり、ファーストビューの表示が速くなります。テーマ設定で見直したい主なポイントは次のとおりです。
- スライダーより静止バナー:1枚の画像+明確なテキストに絞る
- フォントの種類を最小限に:見出し用と本文用の2種類程度に制限
- 不要なアプリウィジェットを非表示:ポップアップやバナーの重複をなくす
- モバイル専用セクションを活用:PCのみ表示のブロックはスマホで読み込まない
| 画像形式 | 用途の目安 | 推奨サイズ例(幅) |
|---|---|---|
| JPEG / WebP | トップバナー・商品画像 | 1,200〜1,600px |
| PNG | ロゴ・透過が必要な画像 | 500〜800px |
| SVG | アイコン・シンプルなロゴ | ベクターのためサイズ自由 |
画像については、「とりあえず高画質」をやめて、用途に応じた圧縮とサイズ調整を徹底します。アップロード前に無料ツールで圧縮し、スマホ閲覧を前提に「必要以上に大きい画像」を使わないことが基本です。特に商品一覧ページは、サムネイル画像が多く並ぶため、1枚あたりの容量を小さく抑えるほど読み込みが安定します。実務では次のような基準で運用すると、品質と速度のバランスが取りやすくなります。
- 商品一覧用サムネイル:1枚あたり100KB前後を目安に圧縮
- 商品詳細のメイン画像:300〜400KB前後を上限に調整
- 代替テキストを設定:画像SEOとアクセシビリティの両方に効果
- Lazy Load(遅延読み込み)を活用:画面外の画像は後から読み込む設定にする

構造化データとリッチリザルト Shopifyで商品スキーマを整える手順
商品ページで検索結果の見え方を整えるうえで、まず押さえたいのが「どの情報を検索エンジンに渡したいか」を明確にすることです。最低限入れておきたいのは、商品名・価格・在庫状況・画像・ブランド・レビューの6つです。Shopifyでは標準テーマの多くに product スキーマが埋め込まれていますが、アプリでレビューを入れている場合や独自にテンプレートを編集した場合は、情報が欠けていることがあります。テーマ編集画面の「コードを編集」から main-product.liquid や product.liquid を開き、 で始まるブロックが存在するか、そして中身が以下のような基本項目を含んでいるかを確認します。
- @type が
Productになっているか - name, image, description が出力されているか
- offers の中に
price,priceCurrency,availabilityがあるか - レビューアプリを使う場合、aggregateRating や review が重複していないか
| 目的 | チェックポイント | 対応方法の例 |
|---|---|---|
| 基本情報を整える | 価格・在庫が常に最新か | Liquidの変数({{ product.price }} など)で自動出力 |
| レビューと連携 | 星評価が二重登録されていないか | テーマ側の aggregateRating を削除し、アプリ側に統一 |
| エラー防止 | 必須プロパティの欠落がないか | Googleリッチリザルトテストで商品URLを定期確認 |
調整が終わったら、GoogleリッチリザルトテストとSearch Consoleで動作を検証します。テストツールには商品ページのURLを入力し、「リッチリザルトが有効か」「警告やエラーが出ていないか」を確認します。エラーがある項目は「必須」「推奨」のラベルごとに原因が表示されるので、テーマファイルかアプリ設定のどちらに問題があるかを切り分けやすくなります。運用面では、
- 新しいアプリを導入した後に必ずテストする
- テーマを変更・アップデートした際は代表的な商品ページを全てチェックする
- Search consoleの「拡張機能 > 商品」のレポートを月1回は確認する
といったルールをチーム内で決めておくと、知らないうちにリッチリザルトが外れてしまうリスクを抑えられます。
Wrapping Up
本記事では、2026年時点で押さえておきたいShopifyのSEO内部対策を、チェックリスト形式で整理しました。すべてを一度に完璧に実施する必要はなく、「今できること」から一つずつ進めていくことがポイントです。
とくに、以下の3つは継続的に見直していくと効果が出やすい項目です。
- ページタイトル・メタディスクリプション・見出し構成などの「基本設定」
– 商品ページ・コレクションページを中心とした「コンテンツの質と量」
– 表示速度やモバイル対応などの「ユーザー体験(UX)の改善」
検索エンジンの仕様やShopifyの機能は今後も変化していきますが、
「ユーザーにとって分かりやすく、使いやすいオンラインストアにする」
という考え方自体は変わりません。
今日のチェックリストを、自社ストアの運営フローに組み込んでおくことで、日々の更新作業がそのままSEO対策につながるようになります。
必要に応じて、この記事を見直しながら、自店舗の状況に合わせて少しずつ改善を重ねていってください。
