オンラインストアの運営が軌道に乗るにつれ、「便利そうだから」「とりあえず試してみよう」と、アプリの数が少しずつ増えていくことは珍しくありません。ところが、アプリを入れすぎると、ページ表示の遅延や不具合、運営コストの増大など、思わぬデメリットにつながることがあります。
2026年現在、ShopifyをはじめとしたEC環境では「ストアの表示スピード」が、CVR(購入率)やSEO、広告のパフォーマンスに直結する重要な指標となっています。どれだけ魅力的な商品やデザインであっても、ページの読み込みに時間がかかると、ユーザーは離脱しやすくなり、売上機会の損失につながります。
本記事では、技術的な専門知識がなくても理解できる形で、
– アプリを入れすぎることで起こりがちな問題
– 2026年時点で押さえておきたいストアスピード改善の基本
– 「残すアプリ」と「削除してよいアプリ」を見分けるための基準
を整理してご紹介します。
「どのアプリを残すべきか判断できない」「表示スピードの重要性は分かるが、具体的に何をすればよいか分からない」というShopify運営者の方が、ストアの現状を見直し、無理なく改善に着手できることを目指した内容です。
- 目次
- アプリを入れすぎると何が起こるのか ストア表示速度と運営コストへの影響を理解する
- 2026年版 Shopifyストアの表示速度基準と目標値 モバイルとデスクトップの目安
- 入れておくべきアプリの見極め方 売上貢献と運営効率の観点での整理方法
- 削除を検討すべきアプリのチェックリスト 機能の重複 パフォーマンス 費用の観点から判断する
- アプリごとの速度への影響を確認する実践手順 テスト用テーマと計測ツールの使い方
- テーマへのコード埋め込みに注意 アプリ削除後に残るコードの確認と整理方法
- アプリ削除前後に行うべきテスト項目 レイアウト 崩れや機能停止を避けるための確認プロセス
- アプリを増やさないための運用ルール 導入前の評価基準と定期的なアプリ棚卸しのすすめ
- In Conclusion
目次
- アプリを入れすぎると何が起こるのか ストア表示速度と運営コストへの影響を理解する
- 2026年版 Shopifyストアの表示速度基準と目標値 モバイルとデスクトップの目安
- 入れておくべきアプリの見極め方 売上貢献と運営効率の観点での整理方法
- 削除を検討すべきアプリのチェックリスト 機能の重複 パフォーマンス 費用の観点から判断する
- アプリごとの速度への影響を確認する実践手順 テスト用テーマと計測ツールの使い方
- テーマへのコード埋め込みに注意 アプリ削除後に残るコードの確認と整理方法
- アプリ削除前後に行うべきテスト項目 レイアウト 崩れや機能停止を避けるための確認プロセス
- アプリを増やさないための運用ルール 導入前の評価基準と定期的なアプリ棚卸しのすすめ
- to sum up
アプリを入れすぎると何が起こるのか ストア表示速度と運営コストへの影響を理解する
Shopifyでは、アプリを追加するたびにテーマのコードやスクリプトが読み込まれ、ページが表示されるまでの時間が少しずつ長くなっていきます。特に、ポップアップ、レビュー、チャット、レコメンド系など「フロント側で動くアプリ」が増えるほど、ブラウザが読み込むファイルが増え、体感速度が落ちます。表示が遅くなると、離脱率の上昇や広告の費用対効果の低下につながり、結果的に「アクセスはあるのに売上が伸びない」という状態を引き起こしやすくなります。
- テーマのコードやスクリプトが肥大化して、不要な処理が読み込まれる
- アプリ同士の競合で表示崩れやバグを招きやすくなる
- 体感スピードの低下により、ユーザーが途中で離脱しやすくなる
さらに見落とされがちなのが、運営コストへの影響です。月額課金の積み上がりだけでなく、設定や不具合対応にかかる時間も増え、担当者の工数を圧迫します。使っていないアプリでも、インストールしているだけで課金や動作のリスクが残るケースもあるため、定期的な棚卸しが欠かせません。運営目線では、アプリは「便利な機能」ではなく「コストを生む資産」として管理する感覚が重要です。
| 状態 | 表示速度への影響 | 運営コストへの影響 |
|---|---|---|
| 必要最小限のアプリ | 読み込みが軽く、離脱が起きにくい | 設定や保守がシンプルで把握しやすい |
| アプリを入れすぎ | スクリプトが増え、体感スピードが低下 | 月額費用と担当者の工数がじわじわ増加 |
| 不要アプリの放置 | 使っていないのに表示処理だけ残る | 無駄な課金やトラブル対応が発生しやすい |
2026年版 Shopifyストアの表示速度基準と目標値 モバイルとデスクトップの目安
2026年時点で、Shopifyストアの表示速度は「なんとなく速い・遅い」ではなく、数値で把握しておくことが重要です。特に、GoogleのPageSpeed InsightsやShopifyの「オンラインストア速度」スコアを基準として、モバイルとデスクトップでそれぞれ目安を持つと判断がしやすくなります。モバイルは回線や端末が不安定になりやすいため、デスクトップよりも厳しめに考える必要がありますが、すべてを100点にする必要はありません。「どのラインなら許容できるか」を現実的に設定し、アプリ追加やデザイン変更の判断材料にしていきます。
| 指標 | モバイルの目標 | デスクトップの目標 |
|---|---|---|
| PageSpeedスコア | 50〜70点を安定して維持 | 80点以上を目安 |
| 最初の表示までの時間(LCP) | 3.0秒以内 | 2.0秒以内 |
| スクロール時のカクつき(CLS) | 0.1以下(モバイル・PC共通) | |
これらの数値は「合格ライン」であり、達成できないからといってすぐに売上が落ちるわけではありませんが、アプリを追加するか削除するかの判断に使える実務的な目安になります。例えば、アプリを1つ入れたあとに「モバイルのスコアが10点以上下がった」「LCPが1秒以上遅くなった」といった変化があれば、機能のメリットと速度低下のデメリットを比較して見直すサインです。非エンジニアでも、次のような観点で数値をざっくりチェックしておくと、余計なアプリを増やしすぎずに済みます。
- モバイル優先で確認:スマホでのスコアと体感速度を主な判断基準にする
- スコアの「トレンド」を見る:1回の数値ではなく、アプリ追加前後での変化に注目
- 売上とのバランス:速度低下があっても、明確に売上やCVRに貢献するアプリかどうかを見極める
入れておくべきアプリの見極め方 売上貢献と運営効率の観点での整理方法
まずは、すべてのアプリを「売上に直結するか」「運営をどれだけ楽にしているか」という2軸で整理します。売上寄与は、コンバージョン率の向上、客単価アップ、リピート購入の増加などで判断します。一方、運営効率は、作業時間の削減、ヒューマンエラーの減少、社内フローとの相性といったポイントで見極めます。感覚だけで判断せず、最低限「このアプリを外したら、どの数字や業務に影響が出るか?」を一文で説明できるかどうかを基準にするのがおすすめです。
- 売上貢献型:アップセル、レビュー、メール・LINE配信、検索・レコメンドなど
- 効率貢献型:在庫連携、自動タグ付け、受注管理、請求・会計連携など
- 装飾・演出型:カウントダウン、ポップアップ、アニメーションなど
- 評価が難しいグレーゾーン:なんとなく便利だが、具体的な数値効果が見えにくいもの
| 区分 | 残す基準 | 見直すサイン |
|---|---|---|
| 売上貢献型 | 売上レポートで効果が数値化できる | 導入前後でCV率・客単価がほぼ変わらない |
| 効率貢献型 | 担当者の作業時間が明確に削減されている | 同じ機能を持つアプリや標準機能が増えている |
| 装飾・演出型 | 表示速度への影響が小さく、CVにプラス要因がある | ページ速度レポートで読み込み遅延の原因になっている |
最終的には、各アプリをこの2軸でマッピングし、「高い売上効果 × 高い効率効果」ゾーンを残し、どちらの軸でも低いものから削除候補にします。装飾系アプリは、売上貢献が確認できない限り、スピード改善の観点から優先的に見直す対象になります。また、同じカテゴリー(例:レビューアプリが2種、ポップアップが3種など)が重複している場合は、「一番使われているもの」「レポートが見やすいもの」「テーマとの相性が良いもの」を1つ残し、ほかは統合を検討すると、スピードと運営の両面でシンプルな構成に整えやすくなります。
削除を検討すべきアプリのチェックリスト 機能の重複 パフォーマンス 費用の観点から判断する
まず見直したいのは、同じような役割を持つアプリが複数入っていないかです。ポップアップ、レビュー、バンドル販売、ロイヤリティプログラムなど、機能カテゴリごとに洗い出し、役割が重なっているものを確認します。そのうえで、日々の運営で「実際に触っているか」「自動レポートを見ているか」を基準に、使われていないアプリを候補にします。イメージとしては、常に売場に出ているアプリだけを残し、倉庫に眠ったままのアプリは棚卸しで整理する感覚です。
- 月1回も開かない管理画面のアプリは要確認
- 標準機能やテーマで代用できるアプリは優先的に削除候補
- 1つのアプリで複数機能をカバーできる場合は統合を検討
次に、ストアの表示速度や安定性に与える影響から判断します。テーマカスタマイズ画面の「アプリ埋め込み」やページ速度計測ツールを使い、特定ページの読み込みに時間がかかっている原因がアプリにないかを確認します。体感でも、アプリを停止した時にページの読み込みが軽くなるようであれば、削除候補です。特に、フロントにウィジェットを表示するアプリや、スクリプトを多数読み込むアプリは慎重に見直します。
| チェック項目 | 判断の目安 |
|---|---|
| ページ速度への影響 | アプリ停止で表示が体感で速くなる |
| 読み込みスクリプト数 | 1つの機能に対して外部スクリプトが多すぎる |
| エラー発生 | 特定アプリ有効時のみレイアウト崩れやJSエラーが出る |
最後に、費用対効果の観点から整理します。アプリごとの月額料金と、そこから得られている売上・作業時間削減・問い合わせ削減などを簡単にメモし、全体像を把握します。似た機能のアプリが複数あり、料金やサポート内容が重複している場合は、どれか1つに集約することでコストと管理負荷を抑えられます。無料プランでも、パフォーマンスに悪影響がある場合は「無料だから残す」ではなく、ストア全体の利益に貢献しているかどうかで冷静に判断します。
- 売上や工数削減に直接つながっているかを一度書き出す
- 複数ストアで共通利用できるかも比較材料にする
- 代替アプリ・Shopify標準機能で置き換え可能なら乗り換えを検討
アプリごとの速度への影響を確認する実践手順 テスト用テーマと計測ツールの使い方
まず、アプリごとの影響を切り分けるために、普段のストアとは別に「テスト用テーマ」を用意します。現在使用している公開テーマを複製し、複製テーマ側でのみアプリのオン・オフを試すことで、本番サイトの売上に影響を出さずに検証できます。操作の流れとしては、テーマを複製したらアプリのスクリプトやブロックが正しく読み込まれているかを確認しつつ、以下のような確認ポイントを順番に押さえます。
- テスト用テーマを公開せずに「プレビュー」だけで検証する
- アプリのウィジェットが表示される代表的なページ(トップ・商品ページ・カート)を決める
- 検証のたびにキャッシュやシークレットウィンドウを使って条件を揃える
次に、計測ツールを使って「アプリあり/なし」の速度差を数値で比較します。Google の PageSpeed Insights や Shopify 管理画面の 「オンラインストア速度」、必要に応じて Chrome DevTools の Network タブ を組み合わせると、どのアプリがどれくらい読み込みに時間をかけているかが見えやすくなります。とくに PageSpeed Insights では、テスト用テーマのプレビューURLを入力し、同じURLを「アプリ有効」「アプリ無効」で繰り返し計測すると、影響度を比較しやすくなります。
| ページ | アプリ状態 | PageSpeed スコア | First Contentful Paint |
|---|---|---|---|
| 商品ページA | レビューアプリ ON | 58 | 2.9s |
| 商品ページA | レビューアプリ OFF | 74 | 1.8s |
| トップページ | レコメンドアプリ ON | 63 | 2.3s |
| トップページ | レコメンドアプリ OFF | 79 | 1.6s |
最後に、計測結果をもとに削除候補と見直し候補を整理します。数値だけでなく、アプリの役割や売上への貢献度も合わせて評価するため、簡単なメモを残しておくと判断しやすくなります。例えば、以下のようなリストを作り、毎回の検証で更新していくと、どのアプリを残し、どのアプリをテーマ機能や別サービスに置き換えるかが明確になります。
- 速度への影響が大きく、利用頻度も低いアプリ:削除候補
- 影響はあるが売上に直結しているアプリ:設定見直し・代替手段の検討
- ほぼ影響がなく、運営上必須のアプリ:現状維持
テーマへのコード埋め込みに注意 アプリ削除後に残るコードの確認と整理方法
Shopifyアプリの中には、インストール時にテーマファイルへコードを自動挿入するものが多くあります。問題は、アプリをアンインストールしても、そのコードがテーマ内に残り、表示速度の低下やレイアウト崩れの原因になることです。特に、スクリプトの読み込みや不要になったCSSが残っていると、ページ読み込み時の負荷が増加し、ストア全体の体感スピードが落ちます。技術的な編集が苦手な場合でも、「どのアプリがテーマにコードを入れていたか」を把握し、定期的に確認するだけでもリスクを減らせます。
基本的な確認ポイントとしては、テーマエディタの「コードを編集」から次のようなファイルをチェックします。
- layout/theme.liquid:外部スクリプトやトラッキングコードが残りやすい
- snippets/:アプリ名を含んだスニペット(例:
appname-snippet.liquid)が放置されやすい - templates/・sections/:特定機能用のテンプレートが実質未使用のまま残るケースが多い
編集前には必ずテーマの複製を作成し、複製テーマ側で確認・削除を行ってから本番に反映すると、安全に作業できます。
| チェック項目 | 見る場所 | 対応の目安 |
|---|---|---|
| 不明なスクリプト読み込み | theme.liquid の / 直前 |
アプリ名・用途が分からなければ複製テーマで削除検証 |
| 使っていないウィジェット用スニペット | snippets/ フォルダ |
ストア上で表示されていなければ削除候補 |
| 古いキャンペーン用テンプレート | templates/, sections/ |
公開テーマで使用中かどうかをテーマエディタで確認 |
整理の際は、やみくもに削除するのではなく、「今のストア運用で実際に使っているか」を基準に判断します。特に、以前使っていたレビューアプリやポップアップアプリのコードが残っているケースは多いため、次のような運用ルールを決めておくと管理しやすくなります。
- アプリを削除する前に、アプリ管理画面に「アンインストール手順」がないかを確認する
- 削除したアプリ名と、関連しそうなスニペット名・テンプレート名をメモに残す
- 3〜6か月ごとに「未使用テンプレート・スニペットの棚卸し」を実施する
このように、テーマへ埋め込まれたコードを「残さない」「溜めない」運用を続けることで、アプリ数を減らすだけでは届かないレベルのストアスピード改善が期待できます。
アプリ削除前後に行うべきテスト項目 レイアウト 崩れや機能停止を避けるための確認プロセス
アプリを削除する前にまず行いたいのは、「見た目」と「導線」のざっくりチェックです。テーマエディタやプレビューを使い、PC・タブレット・スマホの3パターンで主要ページを確認します。特に確認したいのは、トップページ・商品ページ・カート・チェックアウト直前ページです。以下の観点で崩れや不自然な余白がないかを見ておきます。
- バナーや商品画像のサイズが極端に小さく/大きくなっていないか
- ボタンやリンクが重なってクリックしづらくなっていないか
- アプリが表示していたパーツの「空白」「謎のテキスト」が残っていないか
- スマホで横スクロールが出てしまっていないか
次に、アプリによる機能追加部分がなくなっても購入体験が破綻していないかをテストします。テスト時は、スタッフアカウントやテスト用の商品・クーポンを使い、できるだけお客様に近い動きを再現します。
- カート追加〜購入完了までの一連の流れがエラーなく動作するか
- クーポンコードやディスカウントが正しく反映されるか
- 送料・税金などの料金表示に不自然な値引きや上乗せがないか
- 会員登録・ログイン・メール通知が問題なく行われるか
| チェック視点 | テスト内容 | トラブル例 |
|---|---|---|
| 価格表示 | 商品〜カートの価格差を確認 | 割引が二重適用 |
| フォーム | お問い合わせ・メルマガ登録 | 送信ボタンが機能しない |
| ナビゲーション | メニューからカテゴリー遷移 | 404ページに飛ぶ |
最後に、アプリ削除「後」も数日〜1週間はモニタリングの期間を設けます。Google AnalyticsやShopifyのレポートを見ながら、離脱率や転換率に急な変化がないかを観察し、必要に応じてテーマの微調整を行います。また、運営チーム内では簡単なチェックリストを共有しておくと、誰が削除しても同じ品質で確認できます。
- 削除日時と影響しそうなページ・機能をメモしておく
- お問い合わせ内容に「表示崩れ」「ボタンが押せない」が増えていないか確認
- 問題が出た場合にすぐ戻せるよう、テーマのバックアップを保持
- 今後削除予定のアプリも同じ流れでテストできるよう手順をテンプレート化
アプリを増やさないための運用ルール 導入前の評価基準と定期的なアプリ棚卸しのすすめ
まず、アプリを増やさないためには「入れる前のチェックリスト」を運用ルールとして固定しておくことが重要です。導入検討のたびにゼロから悩むのではなく、あらかじめ評価基準を決めておき、チームで共有しておきます。例えば、以下のような観点で毎回必ず確認すると無駄な追加を防ぎやすくなります。
- すでにある機能で代替できないか(テーマ標準機能・Shopify標準機能・既存アプリ)
- 売上へのインパクトが明確か(「なんとなく便利そう」だけで選んでいないか)
- 表示速度への影響を説明してくれるか(スクリプトやウィジェットの数など)
- 「お試し期間終了後」も本当に使い続ける運用イメージがあるか
| チェック項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 機能の重複 | 既存アプリ・テーマと役割がかぶっていないか |
| コスト | 月額と想定効果が釣り合うか |
| 速度 | フロントにスクリプトやタグをどれだけ追加するか |
| 運用 | 誰が・いつ・どの画面で管理するか |
導入後については、年に一度ではなく、少なくとも四半期ごとのアプリ棚卸しをおすすめします。棚卸しでは、以下のような情報を簡単なシートやドキュメントにまとめておき、運営メンバーで確認します。
- アプリ名・役割・導入時期
- 直近3か月で実際に使った機能
- 売上・CVR・作業時間のどれに効いているか
- 「使っていないが残している」理由(将来使う予定/外すのが不安など)
| アプリ | 主な目的 | 利用頻度 | 判断 |
|---|---|---|---|
| レビュー表示A | 商品レビュー表示 | 毎日 | 継続 |
| ポップアップB | クーポン配布 | ほぼなし | 削除検討 |
| 分析ツールC | 施策レポート | 月1回 | 要見直し |
最後に、アプリを「入れない」「減らす」ことをチームの共通方針として明文化しておくと、日々の運用が安定します。たとえば、「アプリを増やす前に、既存機能で2案以上代替案を出してみる」、「新規アプリ導入時は必ず削除候補を1つ挙げる」など、簡単でもよいのでルールを文章にして共有します。また、Slackや社内チャットに「アプリ相談」用のチャンネルを作り、導入前に必ずそこで相談するフローを作ると、個人判断でアプリが増え続けるのを抑えられます。こうした運用ルールを一度整えてしまえば、2026年以降もストアの速度と運用コストを安定的にコントロールしやすくなります。
In Conclusion
ストアの表示速度は、一度整えれば終わり、というものではありません。アプリの追加や機能変更、テーマのアップデートなど、日々の運用の中で少しずつ負荷は積み重なっていきます。
本記事でご紹介したような「アプリ追加前のチェックポイント」や「削除基準」「定期的な棚卸しの進め方」を運用に組み込むことで、余分なアプリを増やさず、必要な機能だけを厳選して保つことができます。
とくに、
- 新しいアプリを入れる前に、本当に必要かを見直す
– 類似機能のアプリを複数入れていないか定期的に確認する
– 計測ツールなどで、速度への影響をおおまかに把握しておく
といった「小さな習慣」を続けるだけでも、2026年以降のストア運営を大きく楽にできます。
「とりあえず入れてみる」から、「目的と効果を考えて選ぶ」へ。
この視点を持つことで、アプリに依存しすぎない、軽くて管理しやすいストアづくりにつながります。日々の運営のなかで、ぜひ今回のポイントを思い出しながら、アプリと上手に付き合っていってください。


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