Shopifyでネットショップを運営していると、「SEO対策はしているつもりだけれど、本当に効果が出ているのか分からない」「どの数字を見ればよいのか整理できていない」と感じる方は少なくありません。
なんとなくアクセス数や検索順位だけを眺めていても、具体的な改善につながりにくく、施策の優先順位もつけづらくなってしまいます。
こうした状況を避けるために重要なのが、「KPI(重要業績評価指標)」を設定し、それに基づいてSEOの成果を継続的に測定・確認していくことです。KPIを明確にすることで、「いま自社のShopifyストアはどの状態にあり、どこを改善すべきか」が数字として把握できるようになります。
本記事では、専門的な用語や複雑なツール操作はできるだけ避けながら、
– ShopifyでSEOのKPIをどのように設定すればよいか
- そのKPIをどのような手順・指標で効果測定していけばよいか
を、非エンジニアの運営担当者の方でも実践しやすい形で整理して解説します。自社ストアの現状を正しく把握し、限られたリソースのなかでSEO施策の効果を最大化するための基礎として、ご活用いただければ幸いです。
目次
- ShopifyストアのSEOで追うべき基本KPIとその意味
- 売上につながるキーワード選定と検索順位の追跡方法
- 検索流入を増やすためのクリック率と表示回数の見方
- コンバージョン率から逆算する商品ページ改善のポイント
- 離脱率と滞在時間から分かるコンテンツの課題と改善策
- Googleアナリティクスとサーチコンソールを使った効果測定の手順
- 週次と月次で行うべきSEOレポート作成と運用のコツ
- Final Thoughts
ShopifyストアのSEOで追うべき基本KPIとその意味
まず押さえたいのは、「何を伸ばしたいのか」を数字で定義することです。SEOでは、単にアクセス数を増やすだけではなく、売上につながる流れを分解して追いかけます。具体的には、検索結果での見られやすさ、ストアへの訪問数、そして購入まで進んだ割合の3つを軸に考えると整理しやすくなります。これらはそれぞれ、「検索順位・表示回数(インプレッション)」「オーガニックセッション」「コンバージョン率」というKPIとして管理します。
- オーガニックセッション数:Googleなどの検索からストアに流入した訪問数
- クリック率(CTR):検索結果で表示された回数に対して実際にクリックされた割合
- オーガニックコンバージョン率:検索流入ユーザーのうち、購入やお問い合わせに至った割合
- オーガニック経由売上:検索から訪れたユーザーが生み出した売上総額
| KPI | 意味 | 着目ポイント |
|---|---|---|
| オーガニックセッション | 検索流入の「量」を示す指標 | 指名・非指名キーワードのどちらが伸びているか |
| CTR | 検索結果から選ばれているかどうか | タイトルやメタディスクリプションの訴求との相性 |
| コンバージョン率 | 訪問がどれだけ購入に結びついたか | ランディングページと商品ページの一貫性 |
| オーガニック経由売上 | SEOがどれだけ売上に貢献しているか | 広告依存度とのバランス、LTVとの関係 |

売上につながるキーワード選定と検索順位の追跡方法
まず意識したいのは、「検索ボリュームの多い言葉」よりも「購入の直前に使われる言葉」を優先することです。たとえばアパレルなら「Tシャツ」よりも「白Tシャツ レディース オーバーサイズ」のように、色・性別・シルエットなどが入ったキーワードのほうが購入意欲が高い傾向があります。候補を出す際は、実際に自分のお店で起こりうる検索を想像しながら、次のような切り口で洗い出します。
- カテゴリ+属性(例:スニーカー メンズ 防水)
- 用途・シーン(例:ギフト 誕生日 彼氏 アクセサリー)
- 悩み・課題(例:敏感肌 化粧水 オーガニック)
- ブランド名+型番・特徴(例:自社ブランド名+素材名)
洗い出した候補は、「売上に近いか」×「実際に検索されているか」で絞り込みます。検索数の目安は、無料ツール(キーワードプランナー等)で十分です。次に、選定したキーワードごとに「どのページで狙うか」を決め、ページ単位での検索順位と売上を追えるようにしておくと管理しやすくなります。以下のようなシンプルな表を作成し、月に1回程度更新していくと、改善ポイントが見えやすくなります。
| キーワード | 対象ページURL | 今月の平均順位 | 自然検索セッション | 自然検索からの売上 |
|---|---|---|---|---|
| 白Tシャツ レディース オーバーサイズ | /products/white-oversize-tee | 8位 | 120 | ¥48,000 |
| 敏感肌 化粧水 オーガニック | /collections/organic-lotion | 15位 | 80 | ¥32,000 |
順位の追跡は、専用ツールがなくても「狙うキーワード+自店舗名」で検索し、プライベートウィンドウや別ブラウザで確認すれば、ある程度の傾向はつかめます。Shopify管理画面やGoogleアナリティクスでは、検索キーワードそのものはすべて見えませんが、「ランディングページ別の自然検索セッション」や「そこからの売上」を見れば、間接的にキーワードの成果を測ることが可能です。重要なのは、「順位が上がった/下がった」で終わらせず、
- 順位が上がったのに売上が増えていないページは、商品情報や写真、価格・オファーを見直す
- 順位は低いが売上率の高いページは、さらに強化すべき優先ページとして扱う
- 成績の良いキーワードと似た切り口の語句を増やし、関連ページにも展開する
というように、数値を次の施策へつなげることです。この繰り返しによって、「アクセス数の多いキーワード」ではなく「しっかり売上に貢献するキーワード」を育てていくことができます。

検索流入を増やすためのクリック率と表示回数の見方
検索流入を増やすうえで、まず押さえておきたいのは「どのキーワードで、どれだけ表示され、どれだけクリックされているか」という関係性です。Shopifyと連携した検索パフォーマンスレポートやSearch Consoleでは、特定のページやキーワードごとに「表示回数(インプレッション)」と「クリック数」、そしてクリック率(CTR)を確認できます。ざっくり言えば、表示回数=どれだけ検索結果に登場しているか、クリック率=どれだけユーザーに選ばれているかを示す指標です。どちらか一方だけでは判断が難しいため、常にセットで確認していきます。
- 表示回数が多くCTRが低い:順位は悪くないが、タイトルやディスクリプションがクリックされにくい
- 表示回数が少なくCTRが高い:ニッチな検索には刺さっているが、露出自体が足りない
- 表示回数もCTRも低い:キーワードの選定やページ内容を根本的に見直す必要がある
- 表示回数もCTRも高い:現状維持+在庫や利益率を踏まえてさらに強化する優先候補
| 状態 | 注目すべきポイント | 主な改善アクション |
|---|---|---|
| 表示多・CTR低 | ユーザーに「選ばれていない」 |
|
| 表示少・CTR高 | 露出不足だが内容は評価されている |
|
| 表示・CTRともに低 | キーワードとページ内容のミスマッチ |
|
運用面では、単に平均CTRを見るのではなく、「ブランド名あり」と「ブランド名なし」のキーワードを分けて確認するのがおすすめです。ブランド名ありはもともとCTRが高くなりやすいため、KPIとしては「ブランド名なしキーワードの表示回数とCTR」を重視します。また、商品ページ・コレクションページ・ブログ記事などコンテンツの種類ごとに一覧を作り、次のような観点で優先順位を決めると、限られた時間でも効率よく改善できます。
- 利益率が高い商品なのにCTRが伸びていないページを優先してタイトル改善
- 在庫に余裕がある商品のページは、検索ボリュームの多い関連キーワードを追記
- ブログ記事でCTRが高いものは、商品ページへの内部リンクを強化して流入を売上に接続
コンバージョン率から逆算する商品ページ改善のポイント
コンバージョン率を改善するには、「どこで離脱しているか」を具体的に把握したうえで、商品ページの要素をひとつずつ検証していきます。GoogleアナリティクスやShopifyの分析で、商品ページの閲覧数・カート追加率・購入率を確認し、理想のコンバージョン率から逆算して足りないポイントを明確にします。たとえば「閲覧数は十分だがカート追加が少ない」のであれば、商品画像や訴求テキスト、価格表現に課題がある可能性が高いといった形で、原因を仮説立てしていきます。
- 目標CVR:SEO流入からの理想的な購入率(例:2〜3%)
- 現状CVR:実際の購入率(例:1.0%)
- ギャップ:改善によって埋めるべき差分(例:+1〜2pt)
- 優先要素:CVRギャップが大きいページ要素(画像/説明文/レビューなど)
| 指標 | 現状 | 目標 | 改善の焦点 |
|---|---|---|---|
| 商品ページ閲覧 → カート追加 | 5% | 10% | 画像・ファーストビュー・ベネフィット訴求 |
| カート追加 → 購入完了 | 40% | 55% | 送料表示・決済手順・信頼情報 |
改善は「たくさん変える」のではなく、コンバージョン率から逆算した優先度で、影響の大きい要素から順にテストします。実務では、次のような観点で商品ページを見直すと、数値変化が追いやすくなります。
- 商品画像・動画:利用シーン写真やBefore/Afterを追加し、1枚目で価値が伝わる構成にする。
- テキスト:スペック羅列ではなく、「どんな悩みがどう解決されるか」を短く明示する。
- 信頼要素:レビュー、返品ポリシー、運営者情報、実績などをファーストビュー付近に配置する。
- 価格・送料:合計支払額が早い段階で把握できるようにし、追加費用の不安を減らす。
また、SEO経由のトラフィックを前提にすると、検索意図とページ内容のズレがコンバージョン率低下の要因になりがちです。検索キーワードに対して、ページ内で「期待どおりの情報があるか」を確認し、不要なセクションを削る・よくある質問を追加するといった調整を行います。1つの変更ごとに期間を決めて計測し、数値が改善した施策だけを残すことで、KPIと連動した商品ページ改善のサイクルを安定して回しやすくなります。
Shopify SEO KPI設定と効果測定方法
SEO KPIとは何か?
SEO KPI(Key Performance Indicators)は、SEO活動の効果を測定するための重要な指標です。Shopifyのオンラインストアにおいて、これらの指標を設定することで、どの施策が成功しているか、さらにはどの部分を改善すべきかを判断できます。
Shopify向けの主要なSEO KPI
- オーガニックトラフィック:自サイトにSEOを通じて直接訪問したユーザー数。
- キーワードランキング:特定のキーワードで検索結果の何位に表示されるか。
- コンバージョン率:オーガニックトラフィックの中で、実際に購入まで至ったユーザーの割合。
- バウンス率:訪問者が最初のページを見ただけでサイトを離れる割合。
- ページビュー数:特定の期間内で各ページが表示された回数。
- 平均滞在時間:ユーザーがサイト内の各ページで過ごす平均時間。
効果測定ツール
SEO KPIを効果的に測定するためには、以下のツールを利用することが推奨されます。
| ツール名 | 主な機能 |
|---|---|
| Google Analytics | トラフィック分析、ユーザー行動の追跡。 |
| Google Search Console | キーワードランキングやインデックス状況の把握。 |
| SEMrush | 競合分析、キーワードリサーチ。 |
| Ahrefs | バックリンク分析、SEO監査。 |
ShopifyでのKPI設定プロセス
効果的なKPIを設定するためのステップは以下の通りです。
- ビジネス目標の特定:長期的および短期的な目標を明確にします。
- KPIの選定:達成すべき具体的な指標を選びます。
- データ収集方法の決定:使用するツールやデータの取得方法を決定します。
- 定期的なレビュー:KPIを定期的に確認し、必要な修正を行います。
実際の効果測定方法
効果を測定するには、以下の方法を実施します。
1. データの収集と分析
設定したKPIに従って、定期的にデータを収集します。Google AnalyticsやGoogle Search consoleを用いて、トラフィックやキーワードのパフォーマンスを分析します。
2. レポート作成
収集したデータをもとにレポートを作成します。ここでは、目標に対する達成度や、改善が必要な領域を明確に示すことが重要です。
3. 戦略の見直し
レポートを基にSEO戦略を見直し、必要に応じて施策を調整します。
効果的なShopify SEO実施のためのヒント
- キーワードリサーチを継続的に行い、トレンドの変化に対応する。
- 内容の質を向上させるために、専門的な情報や価値あるコンテンツを提供する。
- META情報(タイトル、ディスクリプション)の最適化を行う。
- ユーザビリティを向上させるために、サイトのデザインやナビゲーションを見直す。
- モバイルフレンドリーなデザインを採用し、スマートフォンからのアクセスにも対応する。
ケーススタディ:成功したShopifyストアのSEO戦略
あるShopifyストアは、以下のキー施策により、オーガニックトラフィックを60%増加させました。
- 新しいキーワード戦略:競合分析を行い、新たなロングテールキーワードをターゲットに設定。
- コンテンツマーケティング:ブログに関連情報やヒントを提供し、訪問者のエンゲージメントを向上。
- バックリンク獲得:業界関連記事において自社製品が言及されるようなPR活動を実施。
第一手の経験から学ぶ
私たちのShopifyストアでも、SEO KPIを設定し、効果を測定することに成功しました。データを基に調整を重ねることで、トラフィックの増加だけでなく、売上の向上にも繋がりました。特に、ユーザーのレビューやフィードバックをもとにコンテンツを改善したことが大きな効果をもたらしました。
まとめ
ShopifyにおけるSEOの効果測定は、適切なKPIの設定とデータ分析により可能です。これらを通じて、オンラインストアのパフォーマンスを向上させることができます。成功を収めるためには、定期的なレビューと戦略の見直しが不可欠です。
離脱率と滞在時間から分かるコンテンツの課題と改善策
ページの離脱率と平均滞在時間は、「どのコンテンツでユーザーの期待を裏切っているか」「どの情報がしっかり読まれているか」を示すシグナルです。例えば、検索流入が多いのに滞在時間が短く離脱率が高い場合、そのページは検索キーワードに対して内容が浅い、もしくは欲しい情報にすぐたどり着けない構成になっている可能性があります。一方で、滞在時間が長いのにコンバージョンに結びついていない場合は、情報提供までは成功しているものの、購入や問い合わせへの導線設計が不足しているケースが多く見られます。
これらの指標をもとに改善点を洗い出す際は、ページタイプ別に見ると判断しやすくなります。例えば、ブログ記事と商品ページ、コレクションページでは求められる役割が異なります。以下のような視点でチェックすると、具体的なアクションにつなげやすくなります。
- 商品ページ:滞在時間が短く離脱率が高い場合、商品画像点数、説明文のボリューム、サイズ・素材情報の不足を見直す
- コレクションページ:フィルタや並び替えが使いにくくないか、ファーストビューに人気商品が並んでいるかを確認
- ブログ・読み物:見出し構成と導入文を調整し、ユーザーの課題→解決策→関連商品への流れを明確にする
- 共通要素:ページ下部だけでなく、本文途中にも関連商品や「カートに入れる」などの明確な次アクションを配置
| 指標の組み合わせ | よくある状態 | 主な改善策 |
|---|---|---|
| 離脱率 高 × 滞在時間 短 | 内容が薄い・期待と違う | キーワードとタイトル、本文の整合性を高め、冒頭で結論とメリットを提示 |
| 離脱率 高 × 滞在時間 長 | 読まれているが次の行動がない | 本文中にCTAや関連商品ブロックを追加し、次のステップを明示 |
| 離脱率 低 × 滞在時間 短 | ぱっと見で判断されている | 商品情報を上部に集約し、要点を箇条書きで示して比較しやすくする |
| 離脱率 低 × 滞在時間 適度〜長 | コンテンツの質・導線ともに安定 | 構成を他ページにも横展開し、内部リンク強化に活用 |

Googleアナリティクスとサーチコンソールを使った効果測定の手順
まずは、計測の前提となる連携設定を整理します。Shopifyのオンラインストアには、テーマ側の にGoogleアナリティクスの測定タグ(GA4)を設置し、コンバージョンイベント(購入完了など)は「設定 > チェックアウト」側のスクリプト、またはGoogleタグマネージャーを介して送信します。一方、サーチコンソールは、ストアのドメイン(例:https://example.com)を「ドメイン プロパティ」で登録し、DNSで所有権を確認します。これにより、検索クエリや表示回数といった検索データと、アナリティクス側の行動データを組み合わせて分析できるようになります。
- Googleアナリティクス:流入経路別のセッション数・コンバージョン率・売上
- サーチコンソール:検索クエリごとの表示回数・クリック数・平均掲載順位
- Shopify管理画面:実際の受注データ・在庫状況・返品やキャンセル情報
次に、日々確認すべきレポートをあらかじめパターン化しておくと、運用が安定します。Googleアナリティクスでは、「集客 > トラフィック獲得」から「organic Search」を選び、自然検索流入のセッション数・コンバージョン率・収益を確認します。そのうえで、サーチコンソールの「検索パフォーマンス」レポートで、対象期間をそろえて、クリック数や平均掲載順位がどのように推移しているかをチェックします。これらを比較すると、「検索では見られているが、サイトでの成約につながっていないキーワード」や、「表示回数は少ないが成約率が高いキーワード」が見つかります。
| 確認ツール | 主なKPI | チェックの目的 |
|---|---|---|
| Googleアナリティクス | 自然検索セッション数 | SEO全体の集客ボリュームを把握 |
| Googleアナリティクス | 自然検索からのCV率・売上 | 集客が売上に結びついているかを確認 |
| サーチコンソール | 表示回数・クリック率 | タイトル・メタディスクリプションの改善余地を判断 |
| サーチコンソール | 平均掲載順位 | コンテンツや内部リンク施策の方向性を調整 |
最後に、KPIと実施した施策を結びつけて振り返るフローを用意します。期間ごと(例:月次)に、Shopify側で実施した変更内容をメモしておき、同じ期間でアナリティクスとサーチコンソールの数値を並べて確認します。例えば、商品ページのタイトル改善を行った月に「特定キーワードの掲載順位が上がり、クリック数が増えたか」、そのうち「どの程度が実際の購入につながったか」を見ます。こうしたサイクルを繰り返すことで、
- どのタイプの改善が、検索結果の指標(表示回数・順位)に効きやすいか
- どの改善が、サイト内の成約指標(CV率・売上)に影響しやすいか
が自社のストアにとっての「型」として蓄積され、今後のSEO施策をより精度高く計画できるようになります。

週次と月次で行うべきSEOレポート作成と運用のコツ
週次レポートでは「いま起きている変化」を早期に捉えることを目的にします。GoogleアナリティクスやSearch Console、Shopifyの管理画面を使い、最低限チェックするのはオーガニック流入と検索クエリ、そして売上への影響です。すべてを深堀りしようとせず、毎週同じフォーマットで「変化点」を拾うことがポイントです。
- オーガニックセッション数:前週比で10%以上の増減がないか
- 主要キーワードの平均掲載順位:急落・急上昇しているものはないか
- SEO流入からの売上:CV数・売上額が大きく動いていないか
- 新規/リピーター比率:新規獲得に貢献できているか
| 週次レポート項目 | 見るポイント |
|---|---|
| オーガニック流入数 | 前週比 ±10%以上の変化 |
| 検索クエリ | 表示回数が急増したキーワード |
| ランディングページ | 直帰率が急に悪化したページ |
月次レポートは「今月の結果」と「中長期トレンド」をまとめて、次月の改善方針につなげます。ここでは数値の羅列ではなく、要因の整理と打ち手の優先順位を明確にすることが重要です。例えば、検索表示回数は増えているのにクリック率が伸びていない場合は、メタディスクリプションやタイトルの改善が優先、といったように「気づき → アクション」に落とし込みます。
- 今月のサマリー:オーガニック流入・売上・CV率の総括
- トレンド把握:過去3〜6ヶ月の推移グラフで方向性を確認
- コンテンツ別の成果:ブログ、カテゴリページ、商品ページなど
- 次月の優先施策:3つ程度に絞り、着手順を決める
| 月次で整理するKPI | 活用のしかた |
|---|---|
| 検索表示回数 | 認知の広がりを確認 |
| クリック率(CTR) | タイトル・ディスクリプション改善の指標 |
| SEO流入からのCV率 | LPや商品ページの改善優先度を判断 |
運用面では、「作って終わり」のレポートにしないための仕組みづくりが欠かせません。まず、週次は15〜30分、月次は60分と時間枠を決め、同じテンプレートで記録し続けることをおすすめします。また、WordPressやShopifyのダッシュボードに重要KPIをウィジェット表示しておき、数字 → 気づき → 次の一手までを1枚のドキュメントにまとめると、チームで共有しやすくなります。
- レポートのテンプレートを固定し、記入箇所を最小限にする
- 「今月やったこと」「数字の変化」「来月やること」を必ずセットで書く
- ミーティング前にレポートを共有し、会議では数値説明ではなく施策検討に時間を使う
- 改善施策ごとに期待するKPIを1つだけ紐づけ、翌月に効果を確認する
Final Thoughts
本記事では、ShopifyにおけるSEOのKPI設定と、その効果測定の基本的な考え方について整理しました。
重要なのは、「何となくアクセスを増やす」のではなく、売上や問い合わせなど、自社のビジネスゴールにつながる指標を明確にし、継続的に確認・改善していくことです。
また、すべてのKPIを一度に完璧に管理しようとする必要はありません。まずはアクセス数・検索流入・コンバージョン率など、優先度の高い指標から始め、運用に慣れてきた段階で少しずつ指標や分析の粒度を増やしていく進め方が現実的です。
Shopifyの管理画面や無料の分析ツールを活用すれば、専門的な知識がなくても、十分にSEOの効果測定と改善に取り組むことが可能です。
自社の現状と目標を定期的に振り返りながら、KPIと計測方法を必要に応じて見直し、長期的な視点でSEO運用を続けていきましょう。
