Shopifyでオンラインストアを運営していると、「アクセスはあるのに売上が伸びない」「広告に頼らず、検索からの集客を増やしたい」と感じる場面は少なくありません。そこで重要になるのが、検索エンジン最適化(SEO)です。
とはいえ、多くのストアオーナーや担当者にとって、SEOは専門用語が多く、何から手を付ければよいのか分かりにくい分野でもあります。特にShopify特有の設定や操作が関わるため、「一般的なSEO情報を読んでも、自分のストアにどう当てはめればいいのか分からない」という声もよく聞かれます。
本記事では、Shopifyストア向けに「検索上位を狙うための必須対策」を30項目以上に整理し、チェックリスト形式で解説します。専門的な知識がなくても、上から順に確認・実行していけば、検索エンジンからの評価を高めるための基本的な土台を整えられる内容です。
・何をどの順番で対策すべきか把握したい
・自分のストアのSEO状況を一度整理したい
・外部に依頼する前に自社でできることを確認したい
といった方に役立つよう、できるだけ具体的かつ実務的な観点から項目をまとめました。自社ストアの現状をチェックしながら、一つずつ着実に改善していく際のガイドとしてご活用ください。
目次
- キーワード戦略と検索意図の整理方法
- Shopifyテーマ選定とサイト構造の最適化ポイント
- 商品ページで押さえるべきタイトルとメタディスクリプション設定
- コレクションページと内部リンクで回遊性を高める実践チェック項目
- 画像最適化とページ表示速度を改善するための基本対策
- モバイルユーザーを意識したデザインとユーザビリティ改善の視点
- ブログ機能を活用した集客コンテンツの企画と更新のコツ
- サーチコンソールとアナリティクスを使った効果測定と改善サイクル構築
- Future Outlook

キーワード戦略と検索意図の整理方法
まず行うべきなのは、自社商品の「買う前にユーザーが検索しそうな言葉」を洗い出すことです。専門ツールがなくても、Googleサジェストや関連キーワード、自店舗に届いている問い合わせ内容などから候補を集められます。集めたキーワードは、ブランド名/商品名/カテゴリ名/課題・悩み系/比較・検討系などのグループに分けると、どのページで狙うべきかの整理がスムーズになります。たとえば、指名検索はトップページやブランド紹介、悩み系キーワードはブログ記事やコラムページと紐づけるイメージです。
- 今すぐ購入したい検索(例:「〇〇 スニーカー 通販」「〇〇 ブランド 公式」)
- 比較・検討段階の検索(例:「〇〇 スニーカー 評判」「〇〇 スニーカー と △△ 違い」)
- 情報収集・学習目的の検索(例:「スニーカー 洗い方」「スニーカー サイズ 選び方」)
| キーワード例 | 検索意図 | 適したページ |
|---|---|---|
| 〇〇 スニーカー 通販 | 今すぐ購入したい | 商品一覧・商品詳細 |
| 〇〇 スニーカー 口コミ | 購入前の不安解消 | レビューセクション・Q&A |
| スニーカー お手入れ 方法 | 情報収集・メンテナンス | ブログ記事・ハウツー |
次に、それぞれの検索意図に対して、Shopify上のどのページで応えるかを1キーワード1ページを基本にマッピングします。似た検索意図のキーワードは、無理に別ページを増やさず、1つの主要キーワードと関連語としてまとめると重複を防げます。整理の際は、
- メインで狙うキーワード(ページの主役)
- サブで拾うキーワード(本文中で自然に使う)
- 内部リンクで誘導するページ(比較・詳細情報など)
という形でシートや表にまとめておくと、メタタイトル・メタディスクリプションや見出し構成を作るときに迷いが減り、ライティングとSEOの方向性を店舗内で共有しやすくなります。
Shopifyテーマ選定とサイト構造の最適化ポイント
テーマ選びでは、デザインよりも「検索と回遊のしやすさ」を優先します。テーマのデモを見るときは、スマホ表示でのメニュー構造と表示速度、商品一覧ページの見やすさを必ず確認してください。特に、カテゴリ(コレクション)への導線が分かりやすいか、フィルタや検索窓が標準で備わっているかは、SEOにもユーザビリティにも直結します。加えて、テーマが日本語フォント表示に対応しているか、文字サイズや行間が読みやすいかも、直帰率を下げるうえで重要なチェックポイントです。
- メインナビゲーション:上位コレクション・主要ページのみを配置し、メニュー数は絞る
- フッターメニュー:会社情報・特商法表記・よくある質問など信頼性につながるページを整理
- パンくずリスト:テーマ標準機能か、アプリなしで実装できるかを確認
- 内部リンク:商品ページ下部に関連商品・関連コレクションを表示できるテーマを優先
| 構造要素 | 目的 | 実装のポイント |
|---|---|---|
| コレクション階層 | 検索キーワードを整理 | 「大カテゴリ > 中カテゴリ」までに抑える |
| 固定ページ | 専門性・信頼性の訴求 | ブランドストーリー・FAQ・ポリシーを明確化 |
| ブログ | ロングテール流入 | 商品カテゴリごとにシリーズ化して整理 |
| 検索結果ページ | 回遊性の向上 | 絞り込み・並び替え機能の有無をテーマで確認 |

商品ページで押さえるべきタイトルとメタディスクリプション設定
商品ページのタイトルは、「誰が・何を・どう便利に使えるか」が一目で伝わることが重要です。単に商品名だけでなく、検索されやすいキーワードと購入検討時に気になる情報を盛り込みます。例えば「【公式】」「送料無料」といった要素を入れたくなりますが、詰め込みすぎるとクリック率が下がることもあるため、ブランド名は末尾に、主なキーワードは先頭〜中盤に配置するとバランスが取りやすくなります。Shopifyでは「検索エンジンでの表示」欄からページごとに編集できるので、各商品の特徴に合わせて個別に調整していきます。
- メインキーワードはタイトルの前半に配置する
- ターゲット顧客像が想像しやすい言葉を入れる(例:初心者向け、ビジネス用など)
- 強み・差別化ポイントを短いフレーズで添える
- 「送料無料」「日本製」などの訴求は本当に強みのある商品に限定する
| 要素 | タイトル例 | メタディスクリプション例 |
|---|---|---|
| 基本構成 | メインキーワード|商品特徴|ブランド名 | 誰にどんなメリットがある商品かを、1〜2文で簡潔に説明 |
| 具体例 | 本革ミニ財布 三つ折り|薄型で小さいレディース用|ABC Leather | ポケットに収まる薄型本革ミニ財布。カード収納と小銭入れ付きで、現金派の方にも使いやすいデザインです。普段使いからギフトまで幅広く対応。 |
| ポイント | 先頭で「本革 ミニ財布」を明確に伝える | 検索ユーザーが知りたい「サイズ感」「使い方」「対象者」を具体的に記載 |
コレクションページと内部リンクで回遊性を高める実践チェック項目
コレクションページは「商品一覧」ではなく、ユーザーの行動を導くためのハブとして設計します。まずは、主要なコレクション同士を横断的に行き来できるように、ページ上部またはサイドバーに関連カテゴリへのリンクをまとめて配置します。例えば「新着」「セール」「人気順」「ブランド別」「用途別」など、ユーザーが自然に選びたくなる切り口を意識すると、サイト内での回遊が増えます。また、コレクション内の商品数が多い場合は、タグやフィルターを使って探しやすくすることで、離脱を防ぎつつ深い閲覧を促せます。
- 商品ページからの戻り先を明示:パンくずリストや「同じカテゴリの商品を見る」リンクを設置し、ワンクリックでコレクションに戻れるようにする。
- 関連コレクションの見せ方を工夫:「この商品を見ている人におすすめのカテゴリ」「用途別で探す」など、目的ベースのリンクを数個配置する。
- フッターやブログからもコレクションへ誘導:ブログ記事やお知らせの本文中に、自然なテキストリンクで該当コレクションへつなぐ。
- リンクテキストは具体的に:「こちら」「詳しくはこちら」ではなく、「メンズスニーカー一覧を見る」のように内容が分かる表現を使う。
| 設置場所 | リンク例 | 目的 |
|---|---|---|
| コレクション上部 | 用途別で探す:通勤用 / スポーツ用 / 旅行用 | 目的に合うコレクションへ誘導 |
| 商品ページ下部 | 同じブランドのコレクションを見る | ブランド軸での回遊を増やす |
| ブログ記事末尾 | 記事で紹介したアイテムをすべて見る | 記事閲覧から購入導線を作る |
| フッターメニュー | シーン別コレクション一覧 | 迷ったユーザーの受け皿にする |

画像最適化とページ表示速度を改善するための基本対策
商品画像はCVに直結する一方で、サイズが大きすぎるとページ表示速度を大きく低下させます。非エンジニアでも実践しやすいのは、アップロード前に画像の「縦横サイズ」と「容量」を整えることです。PCで不要な超高解像度の画像を使わず、横幅1,200px前後を目安にリサイズし、容量は1枚あたり200KB以下に抑えることを基本ラインにすると、ほとんどのストアで体感速度が改善します。画像形式は、写真はJPEG、ロゴやアイコンはPNG / SVG、対応ブラウザ向けには自動でWebP出力するアプリやテーマ機能を併用すると効率的です。
Shopify SEOチェックリスト:検索上位を狙う必須対策30+項目
1.キーワード調査
効果的なSEO施策は、徹底的なキーワード調査から始まります。顧客がどのようなキーワードで検索しているかを理解しましょう。
- Googleキーワードプランナーを活用
- 競合他社のキーワードを分析
- ロングテールキーワードを取り入れる
2. SEOに最適化されたテーマ選び
検索エンジンがウェブサイトをクロールしやすいテーマを選ぶことが重要です。
- モバイルフレンドリーであること
- 高速に読み込まれるべき
- クリーンなコードを使用しているテーマを選ぶ
3. メタタイトルとメタディスクリプションの最適化
各ページのメタタイトルとメタディスクリプションは、検索結果に表示される重要な要素です。
- キーワードを含める
- 80文字以内のメタタイトルにする
- 150文字以内のメタディスクリプションを使用
4.URL構造の最適化
清潔で意味のあるURL構造にすることで、検索エンジンとユーザーの両方にとって魅力的になります。
- 短く、関連するキーワードを含める
- ハイフンで単語を区切る
5. 高品質なコンテンツ作成
ユニークで価値のあるコンテンツが検索エンジンによって評価されます。
- 情報を持った記事を書く
- 定期的に更新して新鮮さを保つ
- 読者が共感するストーリーを紡ぐ
6. 内部リンクの活用
内部リンクを使用して、サイト内の他のページに訪問者を誘導します。
- 関連コンテンツ同士をリンク
- アンカーテキストにキーワードを含める
7. 画像の最適化
商品画像は、SEOにおいて非常に重要です。
- 画像ファイル名にキーワードを含める
- ALT属性を適切に設定する
- 画像サイズを圧縮して読み込み速度を向上させる
8. モバイル最適化
現代の消費者は、スマートフォンからのショッピングが多いため、モバイルフレンドリーなデザインが必須です。
9. サイト速度の改善
ページの読み込み速度は、ユーザーの離脱に大きく影響します。以下の対策を実行しましょう。
- 画像の圧縮
- 利用していないアプリを削除
- CDNを利用する
10. ソーシャルメディアとの連携
ソーシャルメディアはSEOにも影響を与えます。各商品ページには、シェアボタンを設置しましょう。
11. SSL証明書の導入
サイトの安全性を高めるために、HTTPS化を検討しましょう。
SEO対策まとめ表
| 項目 | 重要性 | 対策 |
|---|---|---|
| キーワード調査 | 高 | Googleキーワードプランナーを使用 |
| メタタイトル・ディスクリプション | 中 | キーワードを含める |
| URL構造の最適化 | 中 | 簡潔で意味のあるURL |
| 内部リンク活用 | 高 | 関連コンテンツをリンク |
| サイト速度改善 | 高 | 画像圧縮・不要アプリ削除 |
12.外部リンクの獲得
他の信頼できるサイトからのリンクがあると、検索エンジンがサイトを評価します。
- ゲストブログを作成
- インフルエンサーとのコラボレーション
13.モニタリングとアナリティクス
Googleアナリティクスを使用してトラフィックを監視し、どの施策が成功しているかを分析します。
14. FAQセクションの作成
訪問者がよく尋ねる質問をFAQ形式でまとめ、SEO効果を高めます。
15. ユーザーレビューの収集
レビューが多い商品は信頼性があります。顧客からレビューを促進しましょう。
16. 競合分析
競合他社のSEO戦略を分析し、どこに隙間があるのかを見つけましょう。
17. ブランドのストーリーを伝える
顧客が共鳴するブランドストーリーを作成することで、信頼を得やすくなります。
18. パフォーマンスのテスト
GoogleのPageSpeed Insightsを利用して、パフォーマンスをテストし、改善点を見つけます。
19. クッキーの使用に関するコンプライアンス
プライバシーを守るため、クッキーポリシーを適切に設けます。
20. 地域SEOの強化
地域に特化した商品の場合、地域キーワードを含めましょう。
21. スキーママークアップの利用
商品情報をスキーママークアップを利用してリッチスニペットを作成しましょう。
22. アウトバウンドリンク
質の高い外部リンクを使用して、ページの信頼性を高めます。
23. 継続的な教育とアップデート
SEOは常に変化しているため、最新のトレンドを追いましょう。
24. 数字に基づく決定
データ分析に基づいて戦略を立て、無駄な努力を避けます。
25. A/Bテストの実施
異なる戦略をA/Bテストして、最も効果的な方法を特定します。
26. eメールマーケティングとの連携
SEO対策と共に、メールマーケティングも積極的に行いましょう。
27.ソーシャルブックマークの活用
ソーシャルメディアやブックマークサイトに登録することも考慮に入れます。
28. 定期的なサイトの見直し
古いコンテンツやリンクを定期的に見直し、改善を行います。
29. ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上
使いやすいサイトデザインを提供することがトラフィックを呼び込みます。
30.ショッピングカートの最適化
カート放棄率を下げるため、スムーズなチェックアウトプロセスを設計しましょう。
- 圧縮ツール・アプリ:TinyPNG などのオンラインツールや、Shopifyアプリを使い、画質を保ちつつ自動圧縮
- テーマの「遅延読み込み」設定:折りたたまれた下部コンテンツの画像は、スクロールされた時点で読み込むように設定
- 同じ画像の使い回し:色違い商品などは、撮影・加工を統一し、不要な重複画像を減らす
- スライダーの枚数を整理:TOPページのスライドショーは枚数を絞り、1枚あたりの容量も確認
| 用途 | 推奨形式 | 目安サイズ | 備考 |
|---|---|---|---|
| 商品一覧サムネイル | JPEG / WebP | ~100KB | 一覧で複数枚読み込まれるため特に軽量化を重視 |
| 商品詳細メイン画像 | JPEG / WebP | ~200KB | 拡大表示とのバランスを見て調整 |
| ロゴ・アイコン | SVG / PNG | ~50KB | 透過背景や線のシャープさを優先 |

モバイルユーザーを意識したデザインとユーザビリティ改善の視点
スマートフォンで商品ページを閲覧する比率が高いショップほど、ページ構成は「片手で操作しやすいこと」を前提に設計する必要があります。特に意識したいのは、ファーストビューの情報量と優先順位です。ロゴや大きすぎるバナーで上部を埋めるのではなく、すぐに「商品名・価格・カートボタン・信頼情報(レビュー数や★評価)」が視界に入るように調整します。また、メインボタンは指が届きやすい画面下部に配置し、ボタン同士の間隔を十分に取り、誤タップを防ぐことで離脱を抑えられます。
- テキストサイズ:12px前後の小さすぎる文字は避け、見出しと本文のメリハリをつける
- 画像比率:縦長すぎる画像は分割して、読み込みとスクロールの負担を軽減
- 指で押しやすい領域:リンクやボタンは最低44px四方を目安にタップ領域を確保
- 重要情報の上部配置:送料条件、在庫状況、配送目安などは折りたたまずに上部へ
| 確認項目 | モバイルでの望ましい状態 |
|---|---|
| ページ速度 | 3秒以内に主要コンテンツが表示 |
| ナビゲーション | ハンバーガーメニュー+検索窓を常時表示 |
| フォーム入力 | 入力項目を最小限にし、自動補完を活用 |
| SEOとの整合 | モバイルでも見出し構造とテキスト量を確保 |
ユーザビリティの改善は、単に「見やすくする」だけでなく、購入完了までのステップ数を減らすことが重要です。モバイルでは画面遷移が増えるほど離脱しやすくなるため、「カートに入れる」から「情報入力」「確認」「完了」までのページ数と入力量を一度洗い出します。そのうえで、以下のような工夫を行うと、ユーザー体験とSEOの両方に良い影響があります。
- 会員登録を必須にせず、ゲスト購入を明確に案内する
- 住所入力で郵便番号検索などの補助機能を用意する
- クーポン入力欄は必要時のみ展開し、目立ちすぎない位置に配置する
- カート放棄を防ぐため、送料・手数料・お届け目安を早い段階で表示する

ブログ機能を活用した集客コンテンツの企画と更新のコツ
商品ページだけでは拾いきれない検索ニーズを狙うには、ブログで「悩み・状況・用途」に寄り添ったテーマ設計が有効です。おすすめは、まず既存のお客様からよく受ける質問や、問い合わせフォーム・レビューに出てくる言葉を洗い出すことです。そのうえで、キーワードツールだけに頼らず、「実際の会話でお客様が使っている表現」を記事タイトルや見出しに反映します。例えば、専門用語よりも、日常的な言い回しを優先するだけで、検索に引っかかりやすくなります。以下のような視点でテーマをメモしておき、月ごとのコンテンツカレンダーに落とし込むと、更新が続けやすくなります。
- 購入前の不安を解消する記事:サイズ感、使い方、比較、選び方ガイド
- 商品ジャンルの基本知識:素材の違い、手入れ方法、よくある失敗例
- 季節・イベント連動:セール告知ではなく、「〇〇の時期の準備チェックリスト」など
- ストーリー系:ブランドの背景、開発ストーリー、お客様事例・インタビュー
| 目的 | 記事タイプ | 更新のコツ |
|---|---|---|
| 検索流入を増やす | ハウツー・選び方ガイド | 1記事1テーマで、画像と箇条書きを多用する |
| 購入率を上げる | 事例紹介・ビフォーアフター | 実際に使ったシーン写真と具体的な数字を入れる |
| リピーターを増やす | 活用アイデア・お手入れ方法 | 定期的に追記・改訂し「更新日」を明記する |
更新を継続するには、「完璧な記事を一度で書こうとしない」ことが重要です。最初は短くてもよいので、骨組みとなる記事を公開し、その後で情報や画像を追記・改善していく運用に切り替えます。また、Shopifyのブログ機能ではタグとカテゴリーを整理しておくことで、関連記事への導線が整い、サイト内回遊とSEOの両方に効果があります。社内で担当が複数いる場合は、以下のように役割を分けると、非エンジニアでも無理なく続けられます。
- 企画担当:テーマ決め、タイトル案、見出し構成まで作成
- 執筆担当:本文作成、写真撮影・選定
- チェック担当:誤字脱字、商品情報の正確性、内部リンクの設定

サーチコンソールとアナリティクスを使った効果測定と改善サイクル構築
検索順位やアクセス数は「なんとなく確認する」のではなく、継続的に追いかけていくことで初めて改善のヒントになります。まずは、Googleサーチコンソールでは「検索キーワード」と「クリック率(CTR)」「平均掲載順位」に注目し、Googleアナリティクス(GA4)では「どのページがどのくらい見られたか」「どこで離脱しているか」を押さえます。特にShopifyでは、商品詳細ページとコレクションページが売上に直結するため、これらのページのデータを優先的に確認していくのがおすすめです。
- サーチコンソール:検索クエリ別の表示回数・クリック数・CTR・平均掲載順位
- アナリティクス:自然検索流入のセッション数、直帰率、スクロールの深さ、コンバージョン
- Shopify管理画面:商品別売上、カゴ落ち率、検索結果ページからのクリック状況
| ステップ | サーチコンソールで見る指標 | アナリティクスで見る指標 | 主な改善アクション例 |
|---|---|---|---|
| ① 気づく | 表示回数は多いがCTRが低いクエリ | 自然検索セッションの減少 | タイトル・メタディスクリプションの見直し |
| ② 深掘り | 平均掲載順位が11〜20位のページ | 該当ページの直帰率・平均エンゲージメント時間 | 見出し追加・説明文強化・画像最適化 |
| ③ 改善 | 内部リンクが少ないページ | コンバージョン率が低い商品ページ | 関連商品リンク追加、CTAボタン配置・文言調整 |
| ④ 検証 | 1〜2か月後の順位・CTRの変化 | 自然検索経由の売上推移 | 効果が出た施策を他ページにも展開 |
このように、「気づく → 深掘り → 改善 → 検証」というサイクルを1〜2か月単位で回していくことで、感覚ではなくデータに基づいたSEO運用が可能になります。すべてのページを一度に見るのではなく、売上貢献度が高いページや、表示回数はあるのにクリックされていないページを優先して取り組むと効率的です。改善内容や実施日を簡単なスプレッドシートで記録しておくと、「どの施策が効いたか」が後から振り返りやすくなり、Shopifyストア全体のSEO方針もブレにくくなります。
Future Outlook
本記事では、Shopifyストアの検索順位向上に向けて、基本設定からコンテンツ、サイト構造、外部対策、運用チェックまで、30項目以上のSEO対策を整理してご紹介しました。
すべてを一度に完璧にこなす必要はありません。
まずは「今のストアで、すぐに取り組めるもの」から優先順位をつけて、少しずつチェックリストを進めていくことが大切です。タイトルやメタディスクリプションの見直し、商品ページのテキスト追加、画像の代替テキスト設定など、小さな改善でも積み重ねることで検索結果に反映されていきます。
また、SEOは一度設定して終わりではなく、検索ニーズや競合状況の変化に合わせて見直しが必要です。定期的にアクセス解析や検索クエリを確認しながら、今回のチェックリストを「点検用の基準」として活用し、改善を続けていきましょう。
本チェックリストが、日々のストア運営の中で「何から手をつけるべきか」を判断する際の一助となれば幸いです。
